9月23日秋分の日、今年も基山町の伝統行事、荒穂神社の御神幸(みゆき)祭がおこなわれます。
平安時代から続くという女人禁制のお祭り(見学のみOK)、地元の男性陣による準備も佳境かと思われますが…この機会に、普段の荒穂神社の写真をいくつか。
基山(きざん)を見上げる形で鎮座する荒穂神社。この参道を通って、祭りの行列が御仮殿(基山町老人憩の家、北側の社殿)まで練り歩きます。
参道入口は、基山町内を巡回する、きやまコミュニティバスの停留所にもなっています。
ある晴れた平日の朝にうかがいましたが、地元の方がひっきりなしに参拝に訪れていました。いにしえから熱心に信仰されている地元の、基山の山頂にいらっしゃるという神様が主祭神。広々とした境内が、早朝と夕刻以降の祭りの舞台です。
神様が御神輿に乗って神社からお出でになることを御神幸(ごしんこう)と言うらしく、大祭はその6日前にお酒の栓を開けることからスタート。その後、さまざまな祭事が行われ、当日を迎えます。早朝4時ごろから祭事が始まり、御仮殿へ場所を移動し正午から各種芸能が奉納され、また本殿へと戻って祭事…と23日は息つく間もなく、神様に感謝を捧げる1日となるようです。
ちなみに各種芸能とは、獅子舞や鉦風流…地元民が御神幸祭を「どんきゃんきゃん」と呼ぶ由来になった奉納芸など、百聞は一見にしかず。
当日は正午ごろから始まる御仮殿での祭事見学者のために、基山町役場と基山町福祉交流館に臨時駐車場が設けられます。
基山駅から駐車場経由の臨時バスも出るそうなので、電車で観光に訪れることもできますよ。駐車場からちょっと歩くことになるので、歩きやすい足元がおすすめです。
鳥栖筑紫野道路宮浦ICから車で約2分(臨時駐車場は基山町役場と基山町福祉交流館)
基山町役場教育学習課ふるさと歴史係 TEL:0942-92-2200