町民の数だけメシがある。
人生の数だけメシがある。
今日、だれと、なにを食べますか?
あれよあれよと年が明け、2022年です。
基山町民のお昼ご飯・夕ご飯にフォーカスする企画、「オオアザメシ」。
町民の気取らない、ありのままのご飯、「メシ」を紹介していきたいと思います。
今年ものんびり、のんびりお付き合いください。
今回のメシは、
なんと豪華な、揚げ物を中心にした定食セット。その名は「ドラフト定食」。
2022年最初のオオアザメシは、ある意味で集大成とも、通過点とも言えるメシ。
夢を実力で叶え、今年から社会人としての一歩を踏み出す、未来ある若者が主役です。
2021年夏の甲子園に、佐賀県代表として初出場した、基山町の東明館高校野球部。
惜しくも初戦敗退となりましたが、多くの基山町民が声援を送りました。町内ではパブリックビューイングが開かれるなど、一気に甲子園熱が高まりましたね。
今回の食べる人は、その野球部の精神的支柱となった当時のキャプテン・加藤晴空さん、18歳。甲子園には捕手として出場しました。
そして同年、プロ野球ドラフトにて、福岡ソフトバンクホークスの育成選手枠で10位指名!母校初のプロ野球界入りが決まり、多くの地元関係者がその吉報に沸いたのでした。
今回のオオアザメシの取材現場は、野球部として何かとお世話になっているという、学校の隣にある食堂「ホットステーション」。耳ざとく噂を聞きつけ、監督と一緒にドラフト指名の報告に来ていた加藤さんを直撃しました。
実は、寮に住む野球部員向けに、ホットステーションが土日祝日の試合や練習のたびに「お弁当作り」をしているんだそう。もちろん、その活躍を見守ってきた店長も大喜びで、さっそく「ドラフト定食」が食堂のメニュー入りした…というわけです。
小学2年生から鳥栖市で少年野球を始めて、中学校、高校と野球部のキャプテンを歴任してきたという加藤さん。普段の生活の中でも、甲子園出場やプロ野球界入りを目標に考え、行動してきたと言います。
いついかなる時も、平常心は、当たり前。甲子園での試合も、「マウンドは、マウンドですから」。いつもの風景とそう変わらなかったと、夢の大舞台を振り返っていました。
とはいえ、甲子園出場が決まった瞬間とドラフト指名を受けた瞬間は、別。湧き上がる喜びに、頭の中が真っ白になる体験をしたそうです。
2022年1月現在、加藤晴空さんは、HAWKSベースボールパーク筑後での新人合同自主トレに参加しています。
背番号は151番で、なにより今年のホークスの新人は19名という大所帯。そのうち14名が育成枠と、これまでになく競争が激しく厳しい世界に足を踏み入れました。
プロ野球界入りが決まり、「チームにとって必要とされる選手になりたい。チームのために全力になれる、役割を見つけられる選手になる」と意気込みを語ってくれた加藤さん。
浮き足立つことなく自身の長所短所を分析し、真っ直ぐに、将来を見据える眼差しが印象的でした。
本当の夢の実現に向けて、加藤さんの闘いのゴングは鳴ったばかりです。
オオアザメシでは、掲載する「メシ」を募集しています。自薦他薦は問いません。
個人情報には触れず、「メシ」だけの出演も可能ですので、性別、年代問わず、気になる「メシ」があった際にはご一報ください。
※取材班は最小人数で、感染症対策のため事前の検温、常時マスク着用、手指の消毒等行っています。