近所の誰かの好きなもの。
知らない誰かの大切なもの。
……それはきっと私が、あなたが、手に取ってみたくなる「逸品」。
2023年、秋。
福岡有数のラグジュアリーホテル・グランド ハイアット 福岡で、基山町の鶴製茶とコラボレーションするアフタヌーンティーが始まったというビッグニュースが飛び込んできました。
このコラボレーションは、文字通り、基山町発の「逸品」。
編集部として、県境を越えてでも、取材せねばなりますまい!
グランド ハイアット 福岡の場所は、福岡市博多区住吉にある商業施設「キャナルシティ博多」。佐賀県基山町から、車で片道1時間ほどです。
その地下1階にあるバーラウンジ「バー フィズ」では、シーズンごとに趣向を凝らしたアフタヌーンティーが提供されています。
アフタヌーンティーは、イギリス貴族が始めた習慣で、夕食までの間に紅茶などを飲みながらスコーンやケーキ、サンドイッチなどの軽食を楽しむこと。いわゆる「おやつ」の時間です。
さまざまなホテルやレストランでトレンドメニューとなり、その充実のサービスを楽しむ活動 “ヌン活”は、2022年流行語大賞にもノミネートされました。
2023年9月と11月に、グランド ハイアット 福岡では、佐賀県基山町のお茶農園「鶴製茶」の日本茶と栗をふんだんに使った、マロンアフタヌーンティー「グリーンティー グリーティング」を提供しています。
国内では珍しい、無農薬栽培しているという日本茶”基山茶”。そして、その茶畑のそばで悠々と育つ栗の木。
創業55年、親子三代で守り継いできた山の中の茶畑を視察したホテル料理長がその営みに感銘を受け、メニューのアイデアが完成したのだそうです。
バー フィズの予約席に案内されてまず届くウェルカムドリンクは、鶴製茶の「基山茶・玉露」。喉越し爽やかな、甘い味わいです。
そして登場する、アフタヌーンティーの象徴であるティースタンドは、どこか懐かしさを感じる味わいに驚く、自然栽培の栗づくし。栗のあるがままの、多面的な魅力を引き出すセイボリー(軽食)やスイーツが並びます。
「美味しい……ただただ、美味しい……」と語彙力をなくしながら、ボリュームたっぷりの3段のティースタンドを堪能していると、さらにスペシャルスイーツまで。
女性陣は、もうもう、お腹いっぱい……ですが、追加で食べ放題のメニューまであり、甘いもの好きの男性もしっかり満足できる、最後まで飽きないアフタヌーンティーです。
そして、アフタヌーンティーといえば「ドリンク飲み放題」。
鶴製茶の「基山茶・玉露」と「基山茶・上煎茶」はもちろん、紅茶やハーブティー、コーヒー各種を選べるため、お気に入りのスイーツとさまざまな組み合わせを楽しめます。
基山町民にとって慣れ親しんだ食文化が、秋の豊かな魅力ある素材として、福岡県の”ヌン活”ファンを楽しませている嬉しい事実。
非日常の美食と共に、地元民として誇らしい、優雅なひとときを過ごすことができました。
グランド ハイアット 福岡 バーラウンジ「バー フィズ」で、2023年9月11日(月)〜9月30日(土)、2023年11月1日(水)~11月30日(木)の期間限定で提供されるアフタヌーンティーのメニューです。
アフタヌーンティーの予約時間は、毎日14時から17時まで (16時最終入店) 。お昼ご飯抜きで、あっという間にお腹いっぱいになりますよ。