2024年春までに基山山頂の草スキー場「基山公園」が整備され、さまざまな施設がリニューアルされています。
まずは、入ってすぐの駐車場エリア。前面に砂利が敷かれ、木々も伐採されて空間が広く感じます。これまでにはなかった、車両との安全対策を目的とした歩道も整備されていました。
駐車場の公共トイレには、乳幼児のオムツ替えにも対応した多目的トイレが新設されました。
撮影に訪れた3月下旬はまだ外構の整備が行われていましたが、春と秋の草スキーシーズンには木製ソリの貸し出しを行なっている管理棟が場所を変えて、新築。
新しい二階建ての管理棟は、展望台があり、いつでも誰でも登って遠景を楽しむことができます。
山頂に向かう登山道「きのくに古道」もきれいになり、老朽化していた休憩エリアの四阿も新品になっていました。周りもスッキリして、景観も期待できそうです。
国の特別史跡に指定されている古代山城・基肄城跡であり、豊かな自然環境が今なお残る、基山。昔から町のシンボルであり、昔から児童たちの遠足の場として町民おなじみの場所です。
2023年度に行われた基山の整備事業の総額は、芝の張り替えや道路舗装の修繕なども合わせて、総額8261万円だそう。令和3年から7年度までに約3億円かけて基山整備が行われることが発表されており、今回はその一部が完了しました。
2024年度には1億2230万円をかけて、さらなる整備と、イベントやプロモーション事業も展開されます。9月21日(土)には「SAGA2024 国スポ」のデモンストレーションスポーツとして、草スキー大会が行われることが決まっています。
基山町観光協会
平日の木製そりの貸し出しは、基山町社会福祉協議会で対応しています。