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画像注意!2025年8月、基山町で初めてセアカゴケグモが発見・駆除される

※現地で発見されたセアカゴケグモの写真を掲載しています(基山町役場提供)。虫が苦手な方はご注意ください。

 

 

 

 

 

2025年8月20日、佐賀県基山町で初めて特定外来生物の毒グモ「セアカゴケグモ」が発見され、駆除されました。

咬まれると、まれに重症化することがあり、小さな子どもや高齢者は特に注意が必要です。

基山町役場まちづくり課の生活環境係によると、発見場所は基山モール商店街の側溝。19日夕方に報告があり、19日夜には確認できなかったものの、20日に15匹ほどが現地で見つかったそう。

側溝に巣。現在はすべて駆除されています

基山町でのセアカゴケグモの駆除は、発見場所の土地の管理者・所有者が行うことになっています。基山モール商店街の敷地は役場が管理しているため、20日中にすべて駆除、消毒が実施されました。

近郊エリアで相次ぐ目撃情報

セアカゴケグモは、すでに基山町近隣の佐賀県鳥栖市や福岡県小郡市で、目撃情報が相次いでいます。鳥栖市では2016年に集合住宅敷地内で、小郡市では2017年に物流倉庫で初めて発見されました。

基山町では初めての発見となりましたが、近郊エリアと同じく、見つかっていないだけで、さまざまな場所に生息している可能性があります。

地域や庭の草刈りや清掃時は、潜んでいるかもしれないセアカゴケグモ対策に、手袋をして素肌が少ない服装で作業しましょう。

万が一咬まれた場合は流水と石鹸などで洗い流し、患部を水や氷などで冷やして、すぐに医療機関を受診してください。

セアカゴケグモについて

  • 物かげになるせまいところ、温かいところに巣を作ります。
  • コンクリート建造物や公園、器物などのあらゆる窪みや穴など狭い場所で発見されます。
  • 餌となる昆虫が多い場所を好みます。
  • 餌はアリ、ワラジムシ、カメムシ、ハサミムシ等の小型昆虫などです。
  • 日本では、6月から8月にかけての暑い時期が繁殖期。10月ごろまで活動しています。
  • 性質はおとなしく、攻撃性はありません。メスに毒があります。
  • クモ類も対象になっている、市販の家庭用殺虫剤で駆除できます。
  • よく死んだふりをするので、必ず死んだことを確認すること。踏みつぶす。
  • 咬まれたら針で刺されたような激しい痛みが生じ、局所が腫れます。しばらくして嘔吐、めまい等の症状が出る場合もあります。

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