11月は大字基山の介護強化月間ということで、介護入門編として特集記事をお届けしています。
前回は65歳以上になったら受けることができる介護保険サービス、中でも居宅サービスについて紹介しました。結論としては、高齢になり少しでも普段の暮らしに困りごとが増えてきたなーと思ったら、臆せずプロに相談してみよう!というお話でした。
そこで今回は、介護保険サービスを利用するまでの具体的な手続きの流れを紹介します。
全国各地、お住まいの各地区ごとに地域包括支援センターがあります。
基山町にお住まいの方は「基山地区地域包括支援センター」です。
まずは電話で現在の状況など説明をしてから、後日ゆっくりお話を聞いてもらえるように相談日や相談場所を決めましょう。
会って話すことになるプロフェッショナルは、相談内容にもよりますが、介護保険サービスに関することであれば主に「ケアマネジャー」が多いかとおもいます。相談した内容から必要な支援を考えたり、支援してくれる施設への連絡等をしてくれます。
ケアマネジャーと支援内容の相談をした後、介護保険サービスを利用することになったら「介護認定」を役場に申請します。その申請の手続き、認定後の各種相談はケアマネジャーが継続して担当してくれます!ありがたいことです。
認定が下りるまで、約1か月ほどかかります。
その間は介護保険を通じてのサービスは受けられませんが、早急に支援が必要な場合は、ケアマネジャーが保険外でのサービス利用やその他の手段をいろいろ考えてくれます。ご安心を♪
無事に介護認定がおりましたら、次はケアマネジャーがケアプランを作成してくれます。
ケアプランとは、その人がどんなことに困っていて、その課題に対してどのような支援をするかということをまとめた計画表です。そのプランに準じてサービスの内容や回数、どの事業所がそのサービスを担当してくれるかを検討するわけです。
サービスを行う事業所は数多くあります。どこが私たちに合う事業所なのか、介護初心者の私たちにはとても分かりませんが、そこは勝手知ったるケアマネジャーがさまざまな条件を吟味し、事業所を紹介してくれます。ケアマネジャー、事業所、そして利用者となる本人や家族など、みんなが集まって「サービス担当者会議」という話合いの場も設けられます。そこでさらに具体的な内容を確認していきます。
ここまで、ケアマネジャーがこちらの不安が無いように何度でも話を聞いて提案などしてくれますので、どんな小さなことでも、相談してみてください。最終的にはご本人が納得して、サービス内容等の支援が決定していきます。
事業所と契約を結び「サービス担当者会議」でサービス内容が決定したら、やっと安心の新生活が始まります♪
その後も月1回ほど、定期的にケアマネジャーが電話や訪問で様子を確認してくれます。サービス内容の変更や追加の希望など、何かあればその都度ケアマネジャーに相談することができますので、これまた安心ですね!
このように介護生活を始める上で、私たちが一番お世話になるといっても過言ではない、ケアマネジャー。一緒に必要な介護サービスを考えてくれて、その後も見守り続けてくれる、頼りになるプロフェッショナルです。
次回は、基山地区の地域包括支援センターに所属するケアマネージャー本人に直撃インタビューして、基山町の介護についてより詳しい話を聞いてきます!