昨年も行われた、基山町立図書館の「竹あかりナイト in 図書館」。
今年の9月21日も、夜20時まで閉館時間をのばしてイベントが開かれていたので、閉館直前、日がとっぷりと暮れてから様子をうかがいにお邪魔してきました!
「竹あかり」とイベント名にもあるように、図書館正面玄関に至る散歩道の両端、ろうそくによる灯火が竹をキャンドルホルダーにして並んでいました。
ペットボトルをキャンドルホルダーにしたものも紛れ込んでいて、ちょっとしたアクセントに。イベントの主催は基山町と、手をつなごう図書館の会です。
切りそろえられた竹のキャンドルホルダー。キャンドルの優しい灯がのびやかに、より優しく。
正面入り口にあった、ペットボトルを使った大作オブジェ。LEDの色がときおり変化して、なんだか幻想的ですが…何か分かりますか?
オブジェの「顔」の部分。ヒゲが生えていたり、鋭い牙があったり、ぎょろりとした迫力ある目…カメラマンの腕の問題でその造形が伝わりにくいのですが、ペットボトルの「龍」でした!
本来であれば18時に閉館する図書館。20時前のこの時間帯も、ひっきりなしに家族づれ、親子で訪れる来場者の数に驚きました。この日のイベントでは、子ども向けに「トムとジェリー」上映会が行われ、オカリナ演奏や合唱のコンサートも。土曜日の開催ということもあり、日が暮れて竹あかりに照らされる図書館の非日常を多くの方が楽しんでいたようです。
図書館内も、来場者が思い思いにくつろいで、なんだかいつもの図書館とは一味違う「自由」な空気…もともと開放的で過ごしやすい雰囲気作りがされている基山町立図書館ですが、この日はさらにその魅力が引き出されていたように思います。
閉館の音楽とアナウンスが流れ始めると、居心地の良い空間だったからか、皆しぶしぶといった感じで帰宅準備をしていました。
訪れる前は、しっぽりとした大人のイベント…もイメージしていたのですが、来場者の多くが実は子どもたち。技術と嗜好を凝らした竹あかりアートの中には、よーく見ると子どもが喜ぶモチーフが隠れていたりして!
他にもペットボトルを利用したライトが、図書館壁面に連なっていました。こちらは、基山小学校の学童に通う3年生たちがペインティングしたんだとか。本当に写真撮影の腕が追いついていないことが悔しくなる、幻想的な光景でした。
また来年の秋の夜長が楽しみですね!