今回取材に伺ったのは、2018年5月12日にオープンしたばかりのオリジナルアパレルブランド「 841(ハチヨンイチ)」の直営ショップ!
基山駅から徒歩1分の好立地に佇む、デザイナーの自宅兼アトリエ兼ショップです。
基山町の郵便番号とデザイナーご自身の生年月日が似通っていて、町に縁を感じたことから、ブランド名を「841」と名付けたそう。
お店のオープン前には、先祖代々住んできたという、築150年近い古民家である自宅の一部をリフォーム。歴史を感じる雰囲気を残す、おしゃれな空間へと生まれ変わりました。
「841」ブランドデザイナーは、東京都出身、平成8年生まれ22歳の梁井鉄平さん。ブランドのデザイナーであり、パタンナーであり、裁縫から販売までをこなす、お店のオーナーです。
物心ついた頃から洋服が大好きで、他人と被るのが嫌だと常に感じていた梁井さん。自分が欲しい服がなかなか見つからないのならば…自分で作っちゃえ!ということで、専門学校に入学。デザインから洋裁まで、服飾に関することすべてを一から学びました。
卒業後は、”とりあえず”就活はしていたものの…。理想とする就職先になかなか巡り合えず、自分自身が一番やりたいことは何だろう?と考えた結果、それは「洋服を作ること」だと気づいたんだそう。
そんな最中、東京でのお仕事をリタイアされたご両親が、故郷である基山町に戻ることを決意!
そこで、一緒に町へ移り住み、自宅の一角を使って自身の夢を叶えるべく841を立ち上げ、お店をオープンさせたというわけです!
もともと、古いものやヴィンテージの洋服が好きな梁井さん。古民家でお店をオープンすることに違和感を感じるどころか、お爺様が鳥栖市でテーラーを営んでいたという、自分のルーツと合わせて大切にできる場所になると感じたそう。
841のブランドコンセプトは「New Vintage」。自分で見つけてきた雰囲気ある古着や、昔のモノクロ映画からデザインのインスピレーションを得ることが多いんだとか。
誕生したばかりのブランドですが、専門雑誌に取り上げられたり、ファッションサイトのモデル衣装として使用されるなど、関係者からの注目度も高いようです。
梁井さんの作品はシャツ、アウターなどどれも個性的。ノンウォッシュのデニム生地を好んで多く使用しているところが、特徴です。
そして841の服は、なんとすべてがオーダーメイド!店頭に並んでいるサンプル品から好きなデザインを選ぶと、お客さんのサイズをその場で採寸。身体に合うサイズで、新たに同じデザインの服を作り上げます。お好みで好きなボタンや飾り、刺繍もしてもらえます。
オーダー期間は物によって違ってきますが、例えばシャツは最短2・3日で完成するそう!
気になるのはそのお値段…ですが、完全オリジナルのオーダーメイド品にも関わらず、シャツは一着1万円くらいから購入できます。今は「自分自身がやりたいことを好きでやっている」という感覚が強く、自分の好きなことに賛同して買ってくれるなら、これほど嬉しいことはないと語ってくれました。学生さんでも手に入れやすい、オーダーメイド服になりそうですね♪
841はメンズを中心に展開していますが、レディースのオーダーも、もちろん可能です。
ちなみに、店頭に並んでいるサンプル品を女性(身長158cm)が着ると、こんな感じ♪
もちろんサンプル品以外にも、こんなデザインで作ってほしいなどリクエストがあれば、それに沿った服も納品可能ということです。細かなところまでこだわって、デザイナーと一緒にオリジナルの服を作り上げる…そんな体験がこれから基山町で、できちゃうかもしれませんね!
梁井さんは、基山町へ引っ越してきてまだ1年足らず。しかし、すでに鳥栖にお住まいの方がオーダーのリピーターさんになって下さっているそう!841の雰囲気にビビビッときたファッション好きの男女は、ぜひ一度お店を訪れてみてください♪
歴史あるものを愛し、オリジナルスタイルを常に追求し続ける若きデザイナー、梁井鉄平さん。基山町発信のブランドとして、これからの活躍に注目です!
基山駅より徒歩1分