佐賀県基山町発ローカルメディア〜おおあざきやま〜

リニューアルオープンした福岡市美術館、アート空間で過ごす3時間

学校や仕事。そこに家事や育児、介護、etc.

誰しも年齢を重ねると、家庭や職場で自分のための時間が少なくなり、誰かのための時間が多くなっていくような…。時間を持て余すようになるらしい、いわゆる「老後」がどんどん遠くなる、令和の世。

自分が自分らしくいるために…現役世代の私たちが欲しているのは、「時間」です。

「自分のためだけの時間が欲しい」

  • 現地滞在時間は3時間
  • 自分だけの時間を自分勝手に過ごす

そんなルールの元、非日常を求めてちょっと特別な遠出をしてみたいと始まった、おでかけ企画「3 hours」。

おでかけ先は、佐賀県基山町から出発して、片道最大で1時間かかる距離。朝9時に自宅を出発して、現地滞在時間を含めると、15時前には帰宅できる計算です。

つまり1日24時間のうち、最大5時間がフリータイム。

頑張っている自分に、大切な人に、たまには「時間」をプレゼントしてみませんか。

福岡市美術館で過ごすアートな3時間

今回のおでかけ先は、2019年3月にリニューアルオープンしたばかりの「福岡市美術館」。福岡市中央区、大濠公園の敷地内にあります。

福岡市美術館

福岡市美術館の南口入口

佐賀県基山町から一般道を使ったドライブで60分、有料道路を利用して40分ほどの場所にあります。美術館専用駐車場の利用料金は1時間200円(普通車)、26台の駐車が可能。混雑時には周辺の有料駐車場を利用します。

公共交通機関を利用しても、おでかけできます。その場合はJRや地下鉄・バス等を乗り継ぐため、移動に90分は見込んでおきたいところです。

営業時間・定休日

  • 営業時間:9:30~17:30(7月〜10月の金・土曜日は9:30〜20:00)※入館は閉館の30分前まで
  • 定休日:月曜日・年末年始(月曜日が祝日・振替休日の場合はその後の最初の平日)

お問い合わせ

  • 福岡市美術館(代表)TEL: 092-714-6051

関連リンク

見る・体験する

福岡市美術館は1979年(昭和54年)に開館。日本近代建築の巨匠・前川國男(1905~1986)による設計で、広い「エスプラナード」と呼ばれる広場のような空間と、ロビーを中心とした展示室等の配置が特徴的とされています。来館者が目的とする展示室に、なかなか辿り着けない設計になっているのです。

なぜならば…。

この配置には、建築家の意図が隠されています。
つまり、来館者は、展示室に入って作品を見る前にこの広い空間を通ることで、自らが日常から切り離され、これから芸術体験をするための準備をすることになるのです。

公式ホームページより

まさに、非日常を求める私たちにぴったりの空間です!

2階から見るロビーの吹き抜け、シンメトリーが美しい

美術館周辺の緑と館内の陰影、静かなコントラスト

建物そのものがアート空間です

建物の老朽化にともなって、2016年から約2年半もの間、リニューアル工事のため一時休館。大濠公園側から直接出入りができるアプローチを新設し、2019年3月21日にリニューアルオープンしました。

大濠公園側のエスプラナードには草間彌生の「南瓜」

ユニークなキッズスペースも新登場

次回は家族でお出かけしてもいいかも?

通常のコレクション展・企画展は、大人1名200円で鑑賞できます。特別展は別料金。福岡市美術館所蔵のコレクションは、古美術と近現代美術の両方にまたがるのが特長です。その時々のアートや名品に触れて、思いっきり非日常を堪能したいですね。

飲む・食べる

美術館の1階、アプローチ広場の横にはガラス張りの「カフェ アクアム」。2階には大濠公園から百道浜方面を一望できる「レストラン プルヌス」があります。どちらもホテルニューオータニ博多が運営しているため、飲食サービスは間違いなしのクオリティ。

池の水面が近い1階カフェはテイクアウトもOK!サンドウィッチなど軽食を中心に、朝食・ランチ・ティータイムと時間帯によっていろんな楽しみ方あり

2階レストランではこだわりの和洋食ランチやドリンク、展覧会との限定コラボレーションメニューまで特別感ある食事体験ができます

上質な空間で背伸びして、たまにはちょっと贅沢に…自分へのご褒美に、利用してみたい。

関連リンク

おみやげ

1階エントランスロビーにあるミュージアムショップは、目に楽しいグッズがたくさん。美術館の所蔵品をモチーフにしたオリジナル商品はもちろんのこと、地元アーティストによるグッズや伝統工芸品が所狭しと並んでいます。

程よい抜け感あるミュージアムショップ

地元文具メーカーとコラボしたオリジナルグッズや…

帰宅しても楽しみが続く甘いものまで

ここでしか買えないグッズにあれこれと目移りしていたら、あっという間に「3時間」。そろそろ帰宅の時間です。

後ろ髪引かれながら帰路へ

何を隠そう、福岡市美術館のある大濠公園周辺は、福岡でも屈指の人気おでかけスポット。

中でも、およそ800mにわたって約100本のけやきが植えられている「けやき通り」は、ハイセンスなショップが立ち並ぶ大人向けのおしゃれストリート!美術館を出て国体道路沿いを警固方面に歩き出せば、気になるお店が次から次へと登場します。

トレンド感溢れるお店も覗きたいし…

どこかで見たこと・聞いたことのある名店も!?

余裕があれば美術館から徒歩圏内のお店も巡りたいところですが、今日は残念ながら、時間切れ。

次回の「3時間」はどこへ、おでかけしましょうか…?

 

取材・写真・文:江藤裕子
モデル協力:Ayako

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