町民の数だけメシがある。
人生の数だけメシがある。
今日、だれと、なにを食べますか?
こんにちは。大字基山編集部、大山です。
PM2.5や黄砂状況は基山(きざん)の霞み具合で判断する、これ”基山あるある”ですよね。
基山町民のお昼ご飯・夕ご飯にフォーカスする企画、「オオアザメシ」。
町民の気取らない、ありのままのご飯、「メシ」を紹介していきたいと思います。
間違いなく白ご飯が美味しく食べられるであろう、魅力的なおかずの面々は、昨晩の残り物中心とのこと。ご自宅で少し遅めのお昼御飯、が今回の食べる人の日常。
今回の食べる人は、町内でも珍しいご職業の女性、真理子さん。
その気になる職業、ご本人写真を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。背景の”ごつい”ミシン、無造作に積まれた革や靴……。
そう。
MarikoKこと、真理子さんは女性靴職人。靴の受注から販売、製作までお1人で手掛けていらっしゃいます。そのすべての靴がオリジナルの、オーダーメイドです。
MarikoKでは、自分の足を実際に採寸してもらえ、靴の色や柄、糸の色まで自分で決めることが可能。まさに自分だけの特別な1足を、一針、一針丁寧に作ってくれる職人さんなのです。
真理子さんは、職人歴9年目(2018年5月現在)。OL時代にハイヒールで足を痛めたことが、靴に興味を持つようになったきっかけでした。一念発起して勤め先を退社してからは、専門学校で本格的に靴作りの勉強を開始。卒業後は、足の悩みを抱える人に応えるべく整形靴の製作会社に所属し、腕を振るっていました。
そんな中、同じく女性である靴職人Ruth Emily Davey氏とその師匠であるAlan James Raddon氏の靴作りに感銘を受け、イギリスにある工房を見学するため渡英。そしてその場で弟子入りを直談判し、見事、弟子入り決定…!
靴に対する行動力と熱意が、突き抜けてます!!
2年間のイギリス修行中は、英国王室御用達の靴工房で靴を作る経験にも恵まれ、さらに革靴の世界に魅せられたそう。帰国後は、故郷である基山町に帰り、各地のイベントやウェブサイトで靴の販売を行っています。
「靴作りは飽きることがない。全過程が面白い」と語る真理子さん。「お仕事のない日は?」と問うと「予定のない日は、ジグソーパズルとかしちゃいます」とのこと。
…手で何かを作るのが、お好きなんですね。真理子さん、根っからの職人です。
2018年5月からは、町内の基山フューチャーセンターラボで定期的に、ポップアップショップが開店。
より気軽に真理子さんの靴を見て、触って、体験して、その場で注文できる場所になるそう。靴が出来上がったら、真理子さんから直接、受け取りまでできちゃいます。ご本人と靴談義に花を咲かすことも、おそらく可能です。
世界に一足の、その人だけのための、一生モノの靴を愛情と情熱を込めて手作りする真理子さん。
これからも、たくさんの人を足元から幸せにしていってくださいね!
オオアザメシでは、掲載する「メシ」を募集しています。自薦他薦は問いません。
個人情報には触れず、「メシ」だけの出演も可能ですので、性別、年代問わず、気になる「メシ」があった際にはご一報ください。