2019年1月末から、旧基山町公民館の解体工事が始まります。
1958年(昭和33年)から、現・基山町民会館が完成した1997年(平成9年)まで、成人式や結婚式、学童保育や習い事などなど、町民の人生に寄り添い続けた場所。現地で、1月中旬に行われた「お別れ内覧会」の様子をまとめました。
一階では町の成人式や町民の結婚披露宴、基山小学校の学童保育「ひまわり教室」が行われていました。また二階では子ども向け英会話教室や、地域の会合、夜間の預かり保育も行われていたそう。その後は団体事務所になったり、倉庫になったりと変遷を繰り返して、この1月に姿を消すことになりました。
2日間に渡って開かれた「お別れ会」。100名以上の町民が訪れ、思い出の詰まった場所との別れを惜しんでいたそうです。
旧基山町公民館の裏手に流れる、実松川。町内で秋光川に合流する川ですが、実はこの河川整備が始まるために、建物が解体されることになりました。
実松川はご覧の通り川幅が狭く浅いため、大雨が降るなどして一定の水量を越えると、下流に影響が出ることが懸念されてきました。河川整備工事といえば、一大事業。今後長い年月をかけて、旧基山町公民館跡地にまで川幅が広がり、周辺一帯が再整備されることでしょう。
出会いがあれば別れがあり、別れがあれば出会いがある。
2019年に町政80周年を迎えた基山町。年始から、新たな挑戦がまた1つ、始まろうとしています。