2024年11月20日
2019年6月。西日本、特に九州を中心に、手足口病が流行中です。
手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、ウイルスの感染によって起こる感染症です。子どもを中心に、主に夏に流行します。
2019年6月19日現在、九州の7県すべてで、手足口病流行の警報が発令中。
佐賀県では過去5週連続で患者数が増え続けており、引き続き警戒が必要です。
佐賀県感染症情報センターによる最新のお知らせによると、「鳥栖保健福祉事務所管内からの報告が多い状況」とのこと。基山町近郊で大流行しているようです。
手足口病は、感染してから3~5日後に、口の中、手のひら、足底や足背などに2~3mmの水疱性発疹が出ます。高熱が続いたり症状が長続きすることは通常ありませんが、有効なワクチンや予防薬はありません。
一般的な感染対策は、接触感染を予防するために手洗いをしっかりとすることと、排泄物を適切に処理することです。特に、保育施設などの乳幼児の集団生活では、感染を広げないために、職員とこども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です。特におむつを交換する時には、排泄物を適切に処理し、しっかりと手洗いをしてください。
手洗いは流水と石けんで十分に行ってください。また、タオルの共用はしてはいけません。
手足口病はその特性上、夏のプールの季節に流行します。
感染対策をしっかりと、そして発症時には通っている保育園・幼稚園や学校の指示にしたがって、登園・登校しましょう。