基山町役場は、町議会の最終日の午後、報道陣向けに庁舎にて定例記者会見を開いています。
町議会は、毎年3月、6月、9月、12月に開催。そのため役場による定例記者会見も年に4回、必ず行われています。
会見場には町長を始め、各課の課長陣が勢揃い。佐賀県の鳥栖・三神地区を取材対象にする報道陣と、発表される各テーマについて積極的な質疑応答が交わされます。
2019年12月に行われた記者会見から、これからの基山町の動向を伝える公式トピックスをいくつかをピックアップして、まとめてみました。
基山町10区に、新たに民間の小規模保育事業所が完成するというニュース。基山モール商店街にあるちびはる保育園系列の、2歳児以下の保育を行う事業所です。3月に閉店した「ショッピングセンター牟田」1階店舗部分をリフォームするんだそう。仮称は「Chibiharu ZERO-2」、定員は19名です。
2019年現在、町内に「待機児童」はいませんが、今年度に入って保育園入所の問い合わせが増加。その背景には、幼児教育無償化や基山バディ認定子ども園の新設があるのではとのこと。
そして、2020年4月からはころころ保育園が無認可保育園となるため、町としても受け入れ枠を増やす必要に迫られたよう。
新しい保育園の入所申し込みは、2020年1月6日から1月17日まで土日をのぞいて追加募集を受け付けるそうです。保護者が求職中で4月1日からの入所を希望する場合は、1月20日から24日の期間で、受け付けます。
詳しいお問い合わせは基山町こども課まで。
基山町に本社があるサンポー食品株式会社と、町のコラボレーションが決定。基山町が取り組む地域再生計画の一環で、町内スーパー等でも見かけるようになった「菊芋(キクイモ)」を使った限定商品です。
100%基山町産キクイモを使用した天ぷらが具材という新商品、「菊芋天うどん」。数量限定で、2020年2月に発売だそう。発売に向けて現在進行形で、今も商品開発が進んでいます。
記者会見の最後に、報道陣から「町長選」に関する質問が飛び出しました。基山町の町長の任期は4年、次の選挙は2020年2月と目前に迫っており、現役町長の進退が注目を集めていたようです。
そこで、この記者会見上で、松田一也町長が正式に出馬および続投の意思を表明。
次の4年間の舵取りについて熱い想いを語るとともに、報道陣から具体的なプランや公約について質問が多く投げかけられました。
その他のトピックスは、12月議会の議案や基山・対馬交流事業、6区の土砂災害を想定した避難訓練のお知らせ、基山町立図書館のイベント情報、春のジュニアダンスフェスティバルの案内など…。
基山町役場の担当者が広く知ってほしいこと、報道機関に取材してほしいというお知らせがたくさん発表されました。記者会見が終わった後には、町長個人の囲み取材も行われていたようです。
大字基山では地域の暮らし情報を優先的に、のんびりと取材していきます。より詳しいお知らせは、基山町役場ホームページや広報、テレビ・新聞など県内報道機関による続報をチェックしてください。