2020年11月、朝晩の冷え込みが強まってきました。
「第三波」と言われ始めたように、日本全国で、新型コロナウイルス感染症の感染拡大が懸念されています。
もっとも心配されている事態は、これから冬に向けた、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行。どちらも発熱が長く続くなど症状が似ており、感染力も強いことが共通点です。
そこで、佐賀県の取り組みとして、「新型コロナかもしれない」と症状の判断に迷う患者向けに、「受診・相談センター」が2020年11月から開設されるなどしています。
これまで各地の保健所が行っていた相談窓口「帰国者・接触者相談センター」と県の「新型コロナウイルス感染症一般相談窓口」は、廃止となります。新型コロナに対応する新たな医療体制と、「受診・相談センター」の情報です。
佐賀県によると、新たな医療体制では、発熱などの症状がある人は、まず、かかりつけ医や身近な病院に電話で相談することが求められています。
相談先が、診療や検査ができると判断した場合は、そのまま受診する流れ。もしも電話で「受け入れが難しい」と判断された場合は、近くの「診療・検査医療機関」を紹介されるので、案内された病院で受診することになります。
「診療・検査医療機関」は、佐賀県内の191の病院が指定されています。新型コロナやインフルエンザの検査ができ、一般外来と空間や診療時間を分ける体制が整っている病院です。
クラスターが発生しないよう、細心の注意と努力を重ねている、医療機関。受診する側にも、理解と協力が求められています。
2020年11月から開設された「受診・相談センター」は、かかりつけ医がいなかったり、相談先を迷った場合に利用できる、専用窓口。
電話相談は年中無休。受付時間は、午前8時半から午後8時までです。症状がある人の専用ダイヤルと、その他の一般相談用ダイヤルがあるので、使い分けることができます。
症状がなくても、新型コロナに関する心配・不安に悩んでいる方は、一般相談ダイヤルまで。佐賀県のホームページでは、各種Q&Aもまとめられています。