2019年5月末、基山町のハザードマップ(防災マップ)が一新。大判の冊子が町内全戸配布されました。
基山町総務企画課の防災担当者によると、今回新しくなったハザードマップの大きな変更点は以下の4点です。
「浸水想定区域が拡大」した理由は、平成27年に見直された水防法によるもの。想定しえる最大規模の豪雨を前提に、平成28年に佐賀県が町内を調査、見直しを進めてきました。
その結果、以前のハザードマップに比べて、浸水が想定される場所が大幅に拡大しています。
さらに近年は、過去に例を見ない豪雨が全国各地で相次いでいます。想定されていないエリアでも浸水する場合があり、梅雨入りしたこのタイミングで今一度、新しくなったマップを家族で共有しておくと防災意識が高まりそうです。
なお、同じマップ上で確認できるようになった土砂災害警戒エリアに変更点はないそう。警戒エリアは、過去に土砂崩れが起こった場所とはまた違う、佐賀県による調査に基づいたもの。引き続き注意が必要です。
大判の冊子は、町内の細かい地理まで確認できるようになっています。自宅周辺、職場周辺の様子をチェックしておきたいですね。
そして、スマホ世代に一番嬉しい「オンライン版」の登場。これまではPDFによる公開でしたが、非常時にはデータ量が重くてダウンロードしにくいという課題がありました。
これからは基山町ホームページから、いつでも便利に確認することができます。オンライン版は、「洪水に関するマップ」「土砂災害に関するマップ」の二種類に分かれています。
スマートフォンユーザーには一気に身近なものになった、基山町のハザードマップ。万が一に備えて手元にブックマークしておくと、何かと安心かもしれません。
基山町役場 総務企画課
TEL:0942-92-2084