佐賀県基山町の公立小中学校や保育所で、新型コロナウイルス陽性者が関係者内で確認された場合の運営方針について、公表されている情報や独自取材を元にまとめました。
佐賀県基山町では9月に入ってからも連日のように感染者数が発表されており、10歳以下、20歳以下の陽性者も報告されています。感染された方、今なお療養中の方、そしてそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
どうぞお大事に、お過ごしください。
※2021年9月6日時点の情報です。
感染拡大防止のため、状況に応じて児童を休ませる期間が決められています。発熱や咳、喉の痛み、体のだるさ等風邪症状で児童本人や同居家族に新型コロナウイルス疑いのある場合でも、「欠席」ではなく「出席停止」として取り扱われます。
ただし、同居家族が濃厚接触者で陰性と判明した場合は、児童に症状がなければ登校できます。
本人や同居家族がPCR検査を行う場合、通っている学校にすみやかに、必ず連絡をしましょう。時間外や土日祝日の場合は、基山町役場が連絡先となります。保護者には、学校から、休日コロナ対応用の携帯電話の番号も公開されています。
検査の結果、陽性が出ても、保健所や病院から個人情報が町役場に共有されることはありません。学校や保育所には、検査結果の自己申告が必要です。
学級閉鎖となる対象クラス等の児童は、下校を早めて帰すことがあります。また、学級閉鎖等になった場合は、端末を利用したオンライン授業や課題配信等を行う予定があるそうです。
学級閉鎖、学年閉鎖、臨時休業の場合、放課後児童クラブの利用はできません。
国からの要請は、緊急事態宣言下でも保育所等は「原則開所」。そのため、児童の感染が判明しても、公立・私立の保育所での対応は、それぞれの事情によって判断されています。
佐賀県基山町では公立・私立に関わらず保育所の閉所・閉園等は、町役場と協議しつつ、園の意向を尊重して判断されることになっているそう。すでに町内の私立認定こども園が9月10日まで臨時休園していますが、現時点で保健所から「クラスター」発表はありません。
なお、万が一の臨時休業時に備えた「代替保育」について、基山町こども課に問い合わせてみました。
基山町では、代替保育の場所や保育士等の確保などができれば可能ですが、現状ではその調整に時間がかかるとのこと。まずは、有料の一時保育等を案内することになるだろうという見解でした。
予期せぬ事態に困った時は、基山町こども課に相談してみましょう。
新型コロナウイルスの感染予防のために、「3密(密閉・密集・密接)の回避」や「人と人との距離の確保」「マスクの着用」「手洗い消毒などの手指衛生」をはじめとした、基本的な感染対策の徹底を続けていきましょう。
町内施設等の感染症対策もまとめています。