佐賀県基山町発ローカルメディア〜おおあざきやま〜

新型コロナ心がまえ2021:発熱など風邪症状が出たら?中学生までは小児科へ

新型コロナウイルス変異株による流行が、これまでの傾向と異なるのは、「10代以下」「10代」の感染者も出てきていること。

佐賀県基山町は、2021年9月時点でワクチン接種率が9割を超えている高齢者を中心に感染が抑えられている反面、7月下旬以降、小中学生、保育園児等をはじめ、若年層の町民に多数の新規陽性者が報告されているんだそう。

また、同居家族に風邪症状が出た場合には、子どもが学校等に欠席(出席停止扱い)を求められることも。

特に季節の変わり目には体調不良になりやすい、子どもたち。

withコロナの世の中では、大人も子どもも発熱など風邪症状が出ると、どんな事態が想定されるのでしょうか。

大字基山編集部調べで、行政等の公開情報をまとめてみました。2021年9月6日時点の情報です。

風邪症状が出たら?

佐賀県ホームページのQAでは、風邪症状が出た場合は職場や学校を休むことが推奨されています。

発熱等の風邪症状が見られたら、毎日、体温を測定して記録し、学校や会社を休み外出を控えましょう。そして以下の症状に当てはまる場合、医療機関の受診が勧められています。

  • 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
  • 高齢者や呼吸器が弱い方、基礎疾患がある方などで、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
  • 発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が数日続く場合

特に、症状が4日以上続く場合は医師の診断を受けましょう。「強い症状」と言っても個人差があるので、体調不良は我慢をせず、早めに診断を受けた方が良さそうです。

解熱剤などを飲み続けないと熱が下がらない場合も、受診の目安です。

厚生労働省ホームページのQAでは、同居家族に風邪症状が出た場合は本人以外の家族も外出を控え、熱を測るなど健康観察をするよう注意がうながされています。

病院へ行く前に「電話で確認」

新型コロナウイルスが流行し始めてから、発熱や咳など「風邪症状」がある場合は、受診前に必ず、病院に電話して診療が可能か、確認することが求められています。

普段から体調悪化の際に受診している地域の診療所などの「かかりつけ医」でも、電話は必須と考えた方が良さそう。

「診療を受けたことがありますか?」という過去の診療の有無を聞かれたり、軽度の風邪症状で連絡なく窓口を訪れた結果、診察を断られてしまった…という話が、大字基山編集部まで聞こえてきています。

中学生以下の児童は小児科へ

意外な盲点が、中学生以下の児童は小児科を受診する、ということ。普段の予防接種等は小児科でなくても受けることができていますが、風邪症状の診察は、小児科が基本です。

その他のクリニック・診療所での受診を希望する際には、やはり電話で確認した方が良いでしょう。

かかりつけ医がいない場合の相談先

そもそも、最近よく見聞きする「かかりつけ医」とは?

日本医師会では「健康に関することを何でも相談でき、必要な時は専門の医療機関を紹介してくれる身近にいて頼りになる医師のこと」かかりつけ医と呼んでいます。

日本医師会ホームページより

つまり、普段から健康診断を受けていたり、体調不良を診てくれている、身近な診療所やクリニックのこと。しかし、普段から滅多に病気をしない人は、なかなか思い当たるお医者さんがいないかもしれません。

佐賀県は、「かかりつけ医」がいない人、分からない人向けに、電話相談窓口を開設しています。

佐賀県の受診・相談センター:発熱等の症状がある方専用ダイヤル

  • TEL:0954-69-1102
  • 開設時間:午前8時30分から午後8時まで(土曜・日曜・祝日も対応)

電話で相談すると、発熱患者等の診療に対応している近くの病院を紹介してもらえます。小児科も同様です。

受診の際は、来院時間や医療機関から指示のあった注意事項を守り、マスクを必ず着用しましょう。公共交通機関の利用はできる限り控えることも、大切です。

SNSでフォローする

メニューは表示されません