自然豊かな佐賀県基山町の周辺エリアには、たくさんの遊び場があります。
そんな「子どもと休日に行ける遊び場」に取材するコーナー、その名もズバリ「遊び場(あそびば!)」。基山町近郊からお出かけしやすい公園など、「親子で遊べる場所」をレポートしていきます。
佐賀県基山町の町名にもなっている、標高約404mの山、基山。町名と山で、読み方が違います。そんな山の頂上付近にある天然芝の草スキー場が、今年も春のシーズンを迎えました。
まずは駐車場に車を停めて、トイレを済ませて草スキーレンタル場所へ向かいます。
あとから子ども達がトイレに行きたくなったら、この駐車場まで下りてこないといけないので要注意。自然豊かな屋外の遊び場で、トイレがあるのは子育て世帯にはありがたいです。
少し斜面を登ったところに、受付があります。ここで、専用の木製そりをレンタルしましょう。春秋のシーズン中の土曜日、日曜日、祝日に、午前10時から16時まで営業しています(雨天時は休み)。
実は基山草スキー場、プラスチック製など市販のそりの持ち込みは禁止。お店で売っているそりの多くは、接地面が大きすぎて天然芝にダメージを与えすぎてしまうため、このようなルールになっています。
見慣れない、扱い慣れない木製の専用そりですが、乗り方などのレクチャーを丁寧にしてくれるので安心です。
いざ!草スキーへ。あとはひたすら丘や斜面を登って滑ってを繰り返すのみ。
大人も息が上がる山の傾斜をものともせず、満面の笑みで子どもたちはただひたすらに滑ります。
この斜面に、木製そりでの草スキーと聞くと「小学生向けで幼児にはまだ早いんじゃないか?」と思う方もいるかもしれませんが、広大な自然の造形を生かした草スキー場だからこそ、子ども達は自分に合った傾斜や距離をそれぞれ選ぶことができるというわけ。
基山草スキー場の魅力は、年齢に合わせて滑る場所を自分で選び、工夫する楽しみがあること。未就学児でも、「風を感じて気持ちいい!」くらいのペースで楽しむこともできます。
そして、基山の草スキーは、もちろん大人も楽しめます。童心に返って楽しむことも、日ごろの運動不足解消もできるはず。
基山の山頂と草スキー場は、1年を通じて遮るものがない、日当たりが良い野原です。大空の下で大自然を感じながら、子ども達はたっぷり遊んで疲れ果て、夜はよく寝てくれること間違いなし。
春のシーズンは3〜5月で、暖かくなるにつれて少しずつ柔らかい緑が萌えてくる良い季節。秋のシーズンは9〜11月で、夏草を短く刈った張りのある芝生が少しずつ枯れていく、そんな四季の変化を感じながら草スキーを楽しめます。
県道17号(久留米基山筑紫野線)宮浦ICから県道300号(基山公園線)へ。そのまま道なりにまっすぐ瀧光徳寺前を通過し、基肄城跡を目指して山を登っていくと草スキー場があります。
基山町観光協会
平日の木製そりの貸し出しは、基山町社会福祉協議会で対応しています。