佐賀県基山町を拠点に、地域の暮らしを取材するローカルWEBメディア「大字基山」は、2020年7月にInstagramのストーリー機能を使ってSNSフォロワーを対象にしたアンケート調査を行いました。
テーマは、「基山・鳥栖近郊の暮らし」について。基山町と鳥栖市は佐賀県最東端のエリアで、福岡県との県境にあります。
今回、100名を超す回答者の声が集まった結果、両県それぞれの長所を活かした基山・鳥栖近郊の豊かな「ニア福岡」暮らしが見えてきました。
大字基山の読者の多くは、佐賀県基山町とその周辺エリアに住むインターネットユーザー。中でもInstagramのユーザーは、子育て世代を含む比較的若い人が多いと言われています。
今回のアンケート調査では、そのうちの回答者約100名ほぼ全員が「基山町、鳥栖近郊は住みやすい」と思っている事実が、明らかになりました。
回答者の声を整理してみると、「住みやすい」理由は、大きく4つに分けられます。
声をそろえたかのように、「ほどよく田舎」と答えてくれた人が7名も。佐賀県東部は、田畑や森、川といった豊かな自然や四季を身近に感じながら、心地よく暮らせる環境です。
- ほどよく田舎だけど、福岡市内や久留米市内にも国道が近いから行きやすい。
- 都心までJ Rで30分ほどで行けるのに、自然もほどよくあり良い。公園、商業施設、病院等、バランスよくあるので不自由しない。
生まれも育ちも基山です。交通の便がよく、九州のどこへでも行ける!適度に田舎で、足を伸ばすと都会にも行ける利便性。
10名以上の回答者が真っ先に挙げた理由の1つが、「アクセスの良さ」。「ほどよく田舎」にも関わらず、充実した公共交通機関に満足している人が多いよう。
- 都会へのアクセスがいい!交通の便が良いので、福岡、久留米、佐賀市内にもすぐにいけます。
- JRも西鉄も駅が近く、買い物に行くのも便利。
- 高速で九州どこでもいける。
- 日帰り旅をしやすい(新型コロナで自粛中ですが…)。
高速道路の鳥栖インターチェンジが近くにあり、自家用車があれば長距離移動にも便利な基山・鳥栖エリア。JRや高速バスを利用すれば、福岡空港の国内線・国際線ターミナルにも1時間ほどで到着します。
「ほどよく田舎」で「アクセスの良さ」があって…、さらに「生活環境が良い!」という声も集まりました。
- 陸続きでどこにでも行ける。だからと言って周辺地域に頼るような生活をするでもなく、きちんと町内で完結できる。自然も豊かだし、町民さんはみんな優しいし、心が安らぐ本当の良い町。
- 鳥栖市弥生が丘に住んでいますが、道が広いしスーパーやドラッグストアなど買い物が便利。
- 家賃も駐車場代も都市部に比べて安いし、衣食住の買い物にも困らない!
- 役場の方が優しい。
- イベントごとが充実。
普段のお買い物やお出かけに困らないこと。物価が安いこと。そして、なにより「人の優しさ」が地域の魅力の1つになっているようです。
「住みやすいと思う」理由として複数集まった、現役子育て世代からの声も、ご紹介します。
- 子育てをしやすい環境が整っている。
- 人口を増やすためにも子育て支援に力を入れていて、基山で子育てをしたいと思える。
- 新幹線、高速も近く通勤に便利ですし、人が少ないのでコロナ禍でも子どもとお出かけしやすくて安心です。
- 子どもをのんびり育てられる。
佐賀県は、「子育てし大県”さが”」をキャッチコピーに、さまざまな角度から子育て支援策に積極的に取り組んでいます。さらにそこに、各市町村による独自の支援策も上乗せされる、充実度。
もちろん、佐賀県東部も、子育て支援に熱心に取り組んでいる地域の1つです。
「住みやすいと思う」理由にもあった、お買い物。日常的なお買い物とはちょっと違う「ショッピング」をする場所を聞いたところ、なんと、圧倒的多数の98%が「福岡県」と回答!
気になる、具体的なお出かけ先は…?
- 博多エリア(博多駅ビル、キャナルシティ博多など)
- 天神エリア
- イオンモール筑紫野
- シュロアモール筑紫野
- IKEA福岡新宮
- 鳥栖プレミアム・アウトレット etc.
特に、最も多い10名以上の回答者が選んだ場所が、大型商業施設がある福岡県筑紫野市。基山町・鳥栖市からは車で30分ほどの距離にある、家族でショッピングできる定番スポットです。
また、最先端のトレンドが集まる、福岡市内の繁華街、天神エリアや博多駅周辺も人気でした。
ちなみに、佐賀県の定番スポットとして名前が挙がっていた「鳥栖プレミアム・アウトレット」。週末にもなると九州各地からのお買い物客で賑わいますが、基山町・鳥栖市からは車でわずか数分!地域住民ならいつでもお出かけできる、大型アウトレットモールです。
ショッピングの場所は「福岡県」一択に近い結果になりましたが、「親子の遊び場」は、約3割の人が「佐賀県」を選択。
具体的なお出かけ先を聞いてみると、佐賀県と福岡県、それぞれに「行きつけ」があることが分かりました。
- 吉野ヶ里歴史公園、年パスを持っています!小さい子を連れて思いっきり遊べるベストスポットです。
- 基山町憩の家
- 基山町立図書館や公園
- 夏は近所で川遊び
- 草スキー
複数の方が具体例に挙げた「吉野ヶ里歴史公園」は、基山・鳥栖エリアから車で30分ほどの距離にある、大型遊具や歴史体験が充実する広大な公園です。
また、すぐ近所には山があり川があり…。季節や天候と相談しながら、多くの親子が地元の豊かな自然環境を楽しんでいます。
- イオンモール筑紫野
- キャナルシティ博多
- 海の中道海浜公園(マリンワールド)
- 福岡市動物園
- 福岡県青少年科学館(久留米市)
- いのちのたび博物館(北九州市)
- 太宰府遊園地
- 小郡運動公園
- 大刀洗公園は、芝生も広くて水辺もあって過ごしやすいです。
- 道の駅うきは
福岡県との県境に住んでいるからこそ、親子で出かける福岡エリアの「遊び場」もよりどりみどり!
ショッピングも楽しめる商業施設から、動物園や水族館、科学館、遊園地など子どもが喜ぶ定番スポットまで。いずれも日帰りでしっかり遊べる場所ばかりです。
今回のアンケートでは、回答者の「働いている場所」についても、聞くことができました。
福岡市内まで車で約1時間、JRを使えば博多駅まで最短25分ほどというアクセスの良さは、まさに「福岡のベッドタウン」。そのため、福岡県で働いている人がわずかに多い結果に。しかし半数に近い45%が、地元を含む「佐賀県」で働いているようです。
地元や佐賀県内のお店や企業で働くも良し、福岡県内の商業施設やオフィスで働くも良し。これから佐賀県東部にIターンやUターンを考えている人は、ライフスタイルや自分の好み、得意分野に合った働き方を選ぶことができそうです。
今回のアンケート調査で明らかになった、佐賀県東部の「住みやすさ」とその理由。回答者の約8割が、それぞれの暮らしにも満足しているという結果も得ることができました。
しかし、「住みやすいと思う」回答者99%に対して、「暮らし満足度」はちょっぴり低い印象…。そんな結果も、佐賀県東部に住む私たちの等身大。これからもっと、暮らしやすい地域に発展するポテンシャルがありそうです。
なにより、アンケートに回答してくださった地域住民である皆さんの声から、基山・鳥栖近郊の暮らしは佐賀県と福岡県、両方の「いいとこ取り」を最大限生かしてこそ、その可能性が広がることが見えてきたはず!
県境に住む私たち自身が、地域の良さを再発見し、より充実したライフスタイルを目指して暮らしていきたいですね。
佐賀県への移住、県外からのお引っ越しをサポートする佐賀県移住ポータルサイト「サガスマイル」は、県内各地の「暮らす場所」としての魅力を発信しています。
公式YouTubeで公開中の動画「私のニア福岡暮らし@基山町」では、町に2年前に引っ越してきたばかりの家族の暮らしぶりに密着。大字基山の読者ならば、以前「オオアザメシ」に登場してくれたある町民の現在の様子が、分かります!
動画後半では、基山町役場や県庁職員が身体を張って地元をPR。佐賀県東部地区に暮らす人々の息づかい、地域のあたたかい雰囲気が伝わってきます。
サガスマイルでは、定期的に行われている移住相談会の他にも、地域の交流イベントなど最新の県内情報も確認できます。新しい生活様式に合わせて始まっている、各種オンラインイベントも、要チェックです!
佐賀県地域交流部 さが創生推進課 移住支援室
さが移住サポートデスク
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