KIYAMA RIDE(キヤマライド)は、佐賀県基山町の里山や市街地を自転車で観光する、サイクルツーリズムプロジェクト。
3分の2が「山」という勾配の多い地形を生かした3つのコースは、それぞれの目的や景観、楽しみ方が違います。
道沿いに残る文化・歴史の痕跡をたどりながら、初級編から上級編まで、難易度別のコースに挑戦してみませんか?
基山町で、これまでにない、新しい自転車体験がスタートします!
KIYAMA RIDE「ヒルクライム編」は、ロードバイク中上級者向けの、約20kmのヒルクライムコース。
標高404mの山・基山の道は、最大斜度18度。1300年以上前に、外敵の襲来に備えた山城・基肄城が築かれた、防衛の地にふさわしい地形を2方向から攻めます。
1本目のヒルクライムは、山腹にある本福寺へ。2本目は基山草スキー場がゴール地点となっており、平野部に下って地元スイーツやグルメで疲れた身体をねぎらいます。
自転車での移動に便利な、アプリ「Ride with GPS」に、KIYAMA RIDE のルート登録があります。
自転車愛好家にはお馴染みのアスリート向けアプリ「Strava」には、ヒルクライムルート内にセグメントが登録されています。
町の中心市街地にある基山駅は、公共トイレや自動販売機があるランドマーク。しっかり水分補給をして、目の前に見える山に向かって出発しましょう。
自動車で基山町入りする場合は、基山町役場の駐車場を年中、利用できます。駅まで自転車で約5分、徒歩で15分の場所です。
基山駅からは、ゆるやかな上り坂が続きます。基山町役場前を通りすぎ、江戸時代の地図「元禄国絵図」にも記録がある細い古道をさらに上って、少しずつ本格的な坂道へ。
集落から山に入ると、一気に斜度がキツくなります。このコース一番の、急勾配です。
一年を通じて樹々が鬱蒼と繁る山道は、夏場のトレーニングにも最適です。
山道を上り切ると、基山中腹のお寺・本福寺がその姿を現します。朱色の五重塔を目指せば、寺カフェで一休みすることも(土日祝日限定)。
平日は、売店がオープン。トイレも利用できます。体力回復後は同じ道を下り、次のヒルクライムに向けて糖分補給しましょう!
県道17号の園部インターそばにある「飾菜きの里あすか」は、駐車場にサイクルスタンドを設置するなど、自転車フレンドリーなローカルショップ。
店内には、地元生産者の手作りスイーツから海外のドリンクまで、オーナー厳選のおいしい食品が並びます。お弁当や、あたたかい飲み物もあります。
左から時計回りに、きょん菓子店・シフォンケーキ(各種¥220〜)、マルティネリ・100%アップルジュース(¥220)、鶴製茶・煎茶ジェラート(¥324)。
里山を抜けた先に現れるお寺・瀧光徳寺から、いよいよ2本目のヒルクライムが本格化。滝行の修行場や奥の院のそばを駆け抜けます。
1本目の坂道ほどキツくはないとはいえ、斜度が15%以上ある道も。サイクリストの足を休ませてくれない上り坂が続きます。晩秋は、紅葉もきれいな道です。
モニターツアーに参加したプロが「練習に良さそう」と太鼓判を押した、本格的なヒルクライムコース。限界を突破して、自己記録を更新しよう!
木々の隙間に空が見え始めると、ルート最高標高の基山草スキー場に到着!
天然の芝と、桜や紅葉、椿などが四季折々の美しい姿を見せる場所です。駐車場にはトイレもあります。
広い空の下、しっかり味わいたい達成感と爽快感。
基山町でのヒルクライムをさらに思い出深いものにするなら、目の前の山頂にも登っておきたいもの。歩いて15分ほどで、天気の良い日は北部九州一円の絶景を楽しめます。
ゴール地点の基山駅前では、ミシュラン佐賀県版に掲載されたこともあるカレー専門店「Wスパイス」が、ランチ営業中。
昭和レトロな店内で食べる手作りカレーは、スパイスにこだわってじっくり煮込んだ本格派。根強いファンが多い、1日10食限定のスープカレーは早い者勝ちです。
地元グルメでしっかりエネルギーをチャージして、次の目的地へ向かいましょう!
プロも手応えを感じる難所あり、四季折々の景観あり、そして地元グルメのご褒美ありと、三拍子揃ったヒルクライムスポット・基山町への再訪をお待ちしています。
・基山町産業振興課TEL:0942-92-7945
KIYAMA RIDEプロジェクトは、基山町産業振興課が株式会社Bike is lifeに業務委託し、実施しています。