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2019年9月に確認できた基山町の変化3選

2019年8月から9月にかけて編集部が発見した、基山町近郊で変わった場所・変わりゆく場所を3つ、ピックアップ!

夏の終わりに見つけた変化の兆し…、ちょっぴり切ない町内ニュースを3つ紹介します。

1つ目:大興善寺参道入り口がすっきり

今年も、11月から紅葉の観光シーズンが始まる大興善寺のお膝元、小松地区。

山寺に向かう参道の入り口で、建物の解体工事が行われていました。バス停からすぐの橋を渡ったところです。

左手に売店、右手に個人宅がありました

川沿いは更地に

9月上旬、売店は解体中でした

売店のあった場所では、つつじや紅葉の観光シーズンには地元産の和菓子の販売が行われていました。近くにあった自動販売機と郵便ポストも現在は撤去されており、跡地の今後は未定です。

観光シーズンは出店が並ぶ参道

最盛期には250人が暮らしていたという山間の集落、現在は80人ほどに減っているんだとか。ご近所の方によると、参道での出店数も年々減少傾向にあるそうですが、大興善寺の年間参拝者数はおよそ10万人!佐賀県内有数の観光地です。

参道での出店など、問い合わせは大興善寺まで

2つ目:「ちぎりの里」商品が2020年3月で販売終了

すでに町内の販売店ではお知らせが掲示されていますが、同じく小松地区で生産されている「ちぎりの里」製品の生産終了・販売終了が決まっています。

町内スーパー、2020年3月に店頭からなくなります

大興善寺参道のすぐそばに生産拠点

ちぎりの里組合は昭和62年に小松集落で誕生

施設の老朽化も事業終了の理由の1つ

32年間、愛され続けた基山ブランドでした

ちぎりの里組合の6代目理事長、飛松茂克さんによると、活動終了の主な理由は地元従業員の高齢化と生産拠点の老朽化。

30年以上多くの人に愛された基山ブランドとして引き継ぎたいと惜しむ声も多方面から挙がったそうですが、「契山のふもとで作ろう、と当時の集落の皆でブランド名から決めたから」と、活動の終了を現メンバーで納得して決断したんだそう。

契山のふもとで作らないと「ちぎりの里」じゃない!

基山町はマコモダケがこれから旬です

国産原料にこだわった人気の手作り味噌は、今年10月の仕込み分まで。お土産品として人気のかりんとうも、2020年3月末まで取扱店舗で購入することができます。

3つ目:SGK「茜飯」ランチ閉店

けやき台駅前のSGKで週に一度、提供されていた自然食ランチが2019年8月を持って終了しています。

撤退の主な理由は、料理を担当していた森山茜さんの本業・農業とのワークライフバランスの見直し。SGKでのランチは一旦終了となりますが、引き続き、ご本人の活動の中でファンは舌鼓を打つことができるよう。

佐賀県内で地域づくりに取り組む人材を「SAGAローカリスト」として、その取り組みを共有したり勉強し合う試みが始まっていますが、実は茜さんもローカリストの1人

これからもさまざまな形で、地域と積極的に関わってくれそうです。

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