基山町役場2020年3月の定例記者会見、暮らしに関わる主要トピックス

基山町役場は、町議会の最終日の午後、報道陣向けに庁舎にて定例記者会見を開いています。

町議会は、毎年3月、6月、9月、12月に開催。そのため役場による定例記者会見も年に4回、必ず行われています。

会見場には町長を始め、各課の課長陣が勢揃い。佐賀県の鳥栖・三神地区を取材対象にする報道陣と、発表される各テーマについて積極的な質疑応答が交わされます。

町長選挙後、初の定例記者会見でした

2020年3月に行われた記者会見から、これからの基山町の動向を伝える公式トピックスをピックアップして、まとめてみました。

特定健康診査の集団検診、一部無料化が決定

これまで、町で行われてきた特定健康診査（集団検診）に参加するには一部負担金1000円が必要でしたが、2020年5月から無料になることが決定。一人暮らし高齢者などの、受診率の向上を目指します。

2020年度に集団検診を受ける予定の町民は、およそ1100名。

集団検診では一部日程で託児の日も設けるなど、子育て世代に配慮する取り組みも。具体的な日時は毎年、基山町広報やホームページで告知されています。

基山町体験型観光サイトが完成

基山町に、新たな観光サイトが誕生しました。新サイトの名前は「きままにきやま」。

• きままにきやま

町内の寺社仏閣や町民個人が提供する「体験型サービス」を観光プログラムとして整理し、町の暮らしや文化、歴史を体験しやすい環境作りを目指したそう。

20件を超える体験型サービスは、日帰り観光プランのヒントとして活用できそうなものばかり。ちょっとお出かけしたい・普段と違うことがしたい町民の、気分転換先にもなりそうです。

「ため池ハザードマップ」の作成に着手

2019年にリニューアルされた、基山町のハザードマップ。

基山町ハザードマップのオンライン版が登場、水没警戒区域の拡大も

https://ooaza.com/topics/post12247.html

2019年5月末、基山町のハザードマップ（防災マップ）が一新。大判の冊子が町内全戸配布されました。 基山町洪水土砂災害ハザードマップ基山町総務企画課の防災担当者によると、今回新しくなったハザードマップの大きな変更点は以下の4点です。 浸水想定区域が拡大 洪水・土砂災害警戒エリアが同時に確認できるマップに 保存版は冊子タイプになり、エリア別に細かく確認できるように スマートフォンでも確認できるオンライン版が登場「浸水想定区域が拡大」した理由は、平成27年に見直された水防法によるもの。想定しえる最大規模の豪雨...

さらに2020年度には、町内に点在する「ため池」が万が一決壊した場合、周辺や下流にどのような影響がおよぶのかをシミュレーションすることに。

完成する「ため池ハザードマップ」は、基山町ホームページに掲載されたり、町内全世帯に配布されることになります。お披露目時期は今年度内、秋以降になる見込みです。

基山中学校・若基小学校の校舎リフォームが決定

現在進行中、基山中学校の管理棟校舎の大規模リフォーム工事に続いて、バリアフリー化工事も行われることが決定しました。主な工事内容は、校舎西側にスロープ設定と、渡り廊下そばにエレベーターを設置するそう。

また、とうとう若基小学校のトイレの洋式化が決定！現在は、各トイレに1台しかないという洋式便座。今年度の工事で、今ある和式便座が全て洋式に変更となり、床の張替えや照明のLED化も行われます。

他にもたくさん

この3月、行政には新型コロナウイルス感染症への対応も求められており、今なお状況は変化し続けています。記者会見では、3月中旬時点の町内の対策状況について説明がありました。

また、年度末に完成するさまざまな施設情報についても言及が。大字基山でも現地取材を行なっており、これから少しずつまた、レポートしていきます。