基山町の飲食店情報を持ち歩けるアプリ「基山テイクアウト」登場、最新情報の募集も

2020年5月、佐賀県と福岡県の緊急事態宣言は解除されたものの、引き続き「新しい生活様式」を気にしながら、少しずつ日常に戻っていこうと呼びかけられています。

新しい生活様式の中には、「食事」に関する項目も。

• 持ち帰りや出前、デリバリーも
• 屋外空間で気持ちよく
• 大皿は避けて、料理は個々に
• 対面ではなく横並びで座ろう
• 料理に集中、おしゃべりは控えめに
• お酌、グラスやお猪口の回し飲みは避けて

厚生労働省より

これからもしばらくは、テイクアウトやデリバリーの需要は続きそう。

そんな矢先、手元のスマートフォンから基山町内のテイクアウト・デリバリー対応のお店一覧や飲食店情報にアクセスできる、便利な無料アプリが登場しています。

無料で利用できるアプリ「基山テイクアウト」

注目のアプリ「基山テイクアウト」が突如、しかしひっそりと登場したのは、2020年5月18日。問い合わせ窓口にもなるらしい、公式Twitterアカウントも開設されています。

アプリのアイコンがかわいい

「基山テイクアウト」概要をまとめてみると、以下のような内容です。

• 基山町内の飲食テイクアウト（一部デリバリー）対応のお店をリストアップしたWebアプリ
• お店とテイクアウト利用者のマッチングアプリを目標としている
• アプリ利用者（お店、消費者）の情報提供により最新版に保たれる
• 利用料（掲載料も）は無料
• 現在のところ、有志による手弁当（ボランティア）での運営

さっそく、大字基山編集部が問い合わせたところ、アプリ作成・運営の中の人は「基山町には住んでいないが、基山町に思い入れのある匿名希望の人」。

いわゆる「関係人口」の人で、昨今のコロナ禍で苦しい状況に風穴をあけたい…と、ご自身の得意分野を生かして、無料アプリを作成してみたのだそう。

月刊ソトコト編集長、基山町で「内向きな視点」と「関係人口」を語る

https://ooaza.com/report/post3526.html

11月15日の水曜日、夕刻。基山フューチャーセンターラボで情報公開から、たった一週間で定員に達してしまったという注目の講演会「まちゼミ」が開かれました。講演者は、木楽舎のソーシャル＆エコマガジン「ソトコト」の編集長、指出一正さん。雑誌の編集を通して日本全国の地域活動の見聞を深め、ご自身も複数の地域活性プロジェクトに関わっています。満員御礼の今回のまちゼミのテーマは、「『あたらしい地方』を編集し、発信するソーシャルな視点」。集まった参加者の多くがペンとメモを手に真剣な表情で耳を傾ける中、ラジオ番組...

また、利用者に向けたコメントも特別に寄せていただきました。

シンプルイズベストを貫いて、利便性を高めていますので、基山町内に限り、広く利用していただきたいものです。いたずらに外出を助長するものでは決してありません。

ご自身のテイクアウト行動範囲に限って報告可能な情報がありましたら、窓口にて受け付けています。よろしければ＆お手数でなければ報告という名のツッコミいただけると幸いです！新型コロナに悩まされる間、続けていくのが目標であり大きな課題です。

なお、編集部として非公開の条件で運営者の身元を確認させていただいたところ、信頼できる町内某所で、しかるべきお仕事をされている方でした。決して、身元不詳の方ではなかったことをこの場で報告しておきます。

「基山テイクアウト」の仕様

「基山テイクアウト」の動作は、いたってシンプル。

情報は、「テイクアウト」「デリバリー」「お店リスト」「注意事項」の4カテゴリに分けられています。

テイクアウトのページ（左iPhone版、右Android版）

デリバリーのページ（iPhone版）

お店マップは町内飲食店を網羅

あの「丸幸ラーメン」の情報もこの通り

注意事項もしっかり読みましょう

注意事項「サポート」から情報提供・修正依頼も可能です

実際に操作してみると、「とにかく使いやすい」。どのページも、感覚的に利用することができます。

「基山テイクアウト」利用手順

「基山テイクアウト」はWebアプリ。iPhone、iPad、Android端末の「ホーム画面に追加」すると本領発揮し、まるでアプリのように使えるもの。アプリのようなWebサイト、Webサイトのようなアプリ、です。

• アクセスはこちらから

QRコード読み取りもできます

iPhoneとiPadの場合はプラウザ「Safari」で開いて「ホーム画面に追加」から、ホーム画面にアイコンを追加できます。

Android端末の場合はいくつか方法がありますが、標準ブラウザでページを開き、ブックマークに追加してからブックマークしたページを長押し・「ショートカットを作成」をタップすると、アイコンを追加できます。

例えばiPhone「Safari」で開くと出てくる画面

出てきたタブをスクロールすると「ホーム画面に追加」出てきます

そのまま右上の「追加」をクリック

アイコン追加できました。お腹が空いたら、すぐにアクセスできます

ホーム画面に追加が完了すると、「基山テイクアウト」のアイコンからいつでも情報にアクセスできます。

言うまでもないことですが、基山テイクアウトを利用する際の通信費やお店への通話料金は、もちろん自己負担。アプリとして使い勝手なども随時、アップデートされていくことになるようです。便利な無料アプリですが、自己責任で利用してください。

町内飲食店オーナーの皆さんへ：早めに、遠慮なくお問い合わせください

実はスピード感を重視した結果、各店舗に事前承諾なく、情報掲載したという事情があるらしい「基山テイクアウト」。

掲載不要なお店や間違いなど見つけた場合は、遠慮なく、アプリ内から問い合わせ窓口に連絡しましょう。

現時点で掲載内容の変更はすべて無料で対応中ですが、いつまで続けられるかは不明とのこと。なお、お店のイートイン情報の追記やPRはお断りしています。

そして「ピンチはチャンス」。「このアプリをお店のSNSやホームページ、Googleマイビジネスなどを活用して、積極的に情報発信するきっかけにして欲しい」と、アプリ運営者。

ちなみに運営者は、GoogleマイビジネスなどWebでの情報発信に詳しい人物。個別サポート・アドバイスは有料になるかもしれませんが、もし興味関心があれば問い合わせてみましょう。

アプリユーザーの皆さんへ：感染対策はしっかりと

「基山テイクアウト」には基山町内の飲食店情報がほぼすべて網羅されていますが、いたずらに外出をうながすような意図で作成されたわけではありません。

お店の利用、テイクアウトの利用の際には必ず「三密」を避けるなど、新型コロナウイルス感染症の予防に努めましょう。