1月初旬、基山町商工会が主催する「新春年詞交換会」があると聞き、興味本位で取材してきました。
関係筋によると、商工会に入っている町内事業者だけでなく基山町に拠点をもつ大手企業トップ、町長や基山町議会議員、行政区長、そしてなんと佐賀県選出の国会議員まで顔を見せる、関係者以外シャットアウト!という知られざる”新年会のようなもの”なんだとか…。
そんなこと言われちゃうと、どんな様子なのか中に入ってみたくなりますよね!!
えっ、商工会ってそんなフリーメイソンみたいなことしてるの…?とドキドキしながら、取材を申し込んで一度は断られましたが(!)、無事に許可をいただけたのでこうして皆さんにレポートできます。
それでは初公開、知る人ぞ知る基山町商工会主催の「新春年詞交換会」の様子をしかとご覧ください!
会場は、基山町民会館の小ホール。新年を祝うにふさわしい装いの出席者が揃い、まずは商工会関係者の挨拶に始まり、町長の挨拶、ゲストの国会議員の皆さんの挨拶が壇上で続きます。
そして乾杯!
ここからやっと会場内がリラックスムードになり、ざわざわし始めます。
年詞交換会の食事はセルフサービス。中央のテーブルに見た目も華やか、豪華なお料理がずらりと並んでいました!
ケータリングを提供するのは、株式会社ウエスト。そう、あの、「うどんのウエスト」のウエストなんです!なんでも社内にケータリング部門があるそうで、年詞交換会が町民会館で行われるようになってから20年以上、今まで毎年、担当しているんだとか。
基山町3号線沿いにあるうどんのウエストは、実は創業当時のウエスト2号店があった場所。先代社長が勤務していた店舗でもあったそうで、意外や意外、基山町と太い絆があるようです。
参加者は会場内に用意されたゲストテーブルにランダムに着席しており、乾杯後は各所で名刺交換をする姿も多く見られ、交流会も兼ねた新年会の様相に。
食事とお酒が進み、盛り上がってきた会場内。町内ではおなじみの方々を見つけることも、できました。
写真左は、いつも町内をうろうろしている編集部メンバーを気にかけてくれる、基山モール商店街の松尾滋理事長。
そしてその隣には、文房具で有名なコクヨの物流部門を母体として誕生した株式会社コクヨロジテムの古賀和浩さん。基山町出身・在住で、なんとPTA会長を15年も務められている方!実績と伝統のある基山町消防団の活動にも熱心で、いつでも入団者募集中とのこと。
商店街といえば、2017年オープンしたばかりのクールビートダンススクールの面々も!商工会青年部に入っているらしく、他の青年部メンバーも紹介してくれました。
こちらは、司会を務められた株式会社アズハートの水田志保さん。基山町在住の水田さん、地元のお祭りや運動会などでも長く司会・MCを担当されてきている方!ぜひ次の町内イベントでは、会場内に流れる”声”、気にしてみてくださいね。
宴もたけなわ、多くの関係者と交流していた松田一也町長も撮影に応じてくださいました!壇上での年始挨拶では、2018年の基山町のビジョンを熱く語りつつ「戌年だから張り切ってネクタイを犬柄にしてみたのに、誰も気づいてくれなくて…」という切ないエピソードを披露。そのネクタイがこちらです。
そして顔出しは恥ずかしいから…ということで素敵なお着物アップの写真は、商工会女性部部長の羽根洋子さん。
商工会女性部はおよそ77名。商工会が関わる町内イベント…例えばJR九州ウォーキングやロードレース大会などで軽食を振る舞うなど、主に事業主の奥様方が集まって活動しています。おでんやおにぎり、ぜんざいなどを出店し、いつも人気ですぐに売り切れてしまうんだとか。きっと町民なら、一度は食べたことがあるはず!?
年詞交換会には基山町議会議員たちの姿も。冒頭に乾杯の音頭をとられたのは、議長の品川義則さんでした。
2018年の基山町は新施設が4つもオープンする予定があったり、4月から町ホームページもデザイン・使い勝手が変わるなど、とにかく町に新しい風が吹く年になりそう。基山町の舵取りをチェックする側の議会議長も、「今年の基山町には大いに期待したい」と語られていました。
最後に3人揃ってポーズ(エミューポーズというらしい)をとってくださったのは、年詞交換会を主催した基山町商工会の会長および副会長たち!
左から、副会長で株式会社三栄(注:市場バリュー・サンエーのこと!)代表取締役の松隈浩さん、会長で田口電機工業株式会社代表取締役の田口英信さん、副会長で鳥飼建設株式会社および株式会社きやまファームの代表取締役、鳥飼善治さんです。
町長も議会議長も、そして商工会会長たちも口を揃えておっしゃっていたのが、「商工会が主催する年詞交換会だから、人が集まり、経済界を中心として町の一体感が生まれる」ということ。
基山町商工会が声をかけて、今年も町を盛り立てよう、元気にしていこう!と政界と経済界、町民代表者たちが、「オール基山」として年に1回だけ年始に、気持ちを新たに集まる場なんですね。
商工会は地域事業者が会員となり、ビジネスやまちづくりのために活動を行う総合経済団体。小規模事業者や中小企業を対象とする支援機関でもあります。しかし年詞交換会には特別枠として、基山町に拠点も持つ大手企業関係者の姿も。
交換会はビジネスチャンスを生むための場ではないとのことでしたが、基山町で起業される方にとっては視野が広がるきっかけの場にも、なるかもしれませんね。
こうやって私たち一般町民が知らないところで、「稼ぐ」だけでなく、基山町の将来を見据えて、より良い町の未来のために多くの関係者が力を合わせようとしていること。
動機は興味本位とちょっぴり不純でしたが、2018年、さらに勢いづきそうな基山町パワーの源泉を、知ることができました!