KIYAMA RIDE(キヤマライド)は、佐賀県基山町の里山や市街地を自転車で観光する、サイクルツーリズムプロジェクト。
3分の2が「山」という勾配の多い地形を生かした3つのコースは、それぞれの目的や景観、楽しみ方が違います。
道沿いに残る文化・歴史の痕跡をたどりながら、初級編から上級編まで、難易度別のコースに挑戦してみませんか?
基山町で、これまでにない、新しい自転車体験がスタートします!
「町めぐり編」は、普段は自転車に乗らない初心者や自転車に乗り慣れ始めた親子が、休憩を挟みながら、基山町を南北に駆け抜けることができるルートです。
前半は、ゆるやかな坂道から挑戦しがいのある坂道が続く「上り坂」。後半は、山の中腹を下り、のどかな田園風景広がる「里山サイクリング」を楽しめます。
比較的高低差が少ないルートですが、しっかりペダルを踏む力が必要な場所も。マイペースに進みましょう。
親子でのんびり自転車を漕ぎながら、途中休憩を入れて、約2時間。
自転車での移動に便利な、アプリ「Ride with GPS」に、KIYAMA RIDE のルート登録があります。
JR基山駅の階段下には、自動販売機やトイレだけでなく、観光マップや町内イベント情報が充実するラウンジがあります。
基山駅駐輪場では、レンタサイクル「キマチャリ」の貸し出しが行われています。
基山町民なら、もちろん、自宅をスタート地点に出発してみましょう!長距離ライドに備えて、手荷物は少なめに!
基山駅そばにある若宮八幡神社。江戸時代は大名行列の通り道だった、「長崎街道」沿いにあります。昔は、町の入り口のような場所にあったそう。
生活道路として現代に溶け込んでいる長崎街道ですが、周囲に目を凝らすと見えてくる、古民家や石碑が昔ながらの風情を伝えています。
長崎街道の突き当たりは、住宅街の中。ここから少し急な上り坂に入ります。春は、地元民しか知らないお花見スポットを通り抜けて、JRけやき台駅に向かいましょう。
けやき台駅のロータリーには、公共トイレと自動販売機があります。坂道を上り切った後に、一息つきやすい場所です。
住宅街・けやき台からは、長い下り坂も。たどり着く先には、巨鳥・エミューが待っています!
耕作放棄地で飼育されているオーストラリア原産のエミューは、基山町の地方創生の担い手。お肉やオイルが食品や化粧品に活用され、全国的になにかと話題を集める珍しい家畜です。
エミュー飼育研究所(日本エコシステム株式会社)は、基山パーキングエリア上りの裏手にあります。柵越しに、やさしい太鼓の音色のような鳴き声、聞いてみませんか?
基山パーキングエリアにも、自転車を関係者駐車場に停めて、入場することができます。上り側には、スターバックスやロッテリア、ローソンのほか、産直品を販売している「基山ふるさと名物市場」も。
自転車ユーザーにも嬉しい、ランチやお茶ができる充実スポットです。ただし、敷地内への自転車の持ち込みは禁止されていますので、ご注意ください。
基山パーキングエリアを後にして、昔ながらの里山・城戸エリアを駆け抜けましょう。高台からの眺めの良さ、そして、四季折々の風の香りを感じながら走る体験は、基山町ならでは。
城戸老松神社からは、このルート一番のハードな坂道を上ります。ルート最高標高を制すれば、あとはほぼ、下るのみ。
その入り口が、地元民でも知る人ぞ知る「うそんたん」という古道です。
うそんたんを始め、江戸時代の地図「元禄国絵図」に記載のある古い道を走る町めぐりルート。普通の車では入りずらい、狭くて細い道も、自転車なら心配無用!
大人も子どもも冒険心をくすぐられる、昔ながらの集落を抜けて、山のふもとを目指します。
園部エリアは、きれいな水が流れる、豊かな農村地帯。昔から美味しいと評判のお米や野菜、果物が生産されています。
事前予約をすれば、季節や目的に合わせて、地元農家での収穫体験もできます。
例えば、毎年7月には国産ライチの観光農園がオープン。他にも、アスパラガスやブルーベリー、柿など1年を通じてさまざまな農作物があります。
地元農家さんによる古民家カフェ「空とたね」は、基山町園部を訪れる際に立ち寄ってみたい、隠れ家スポット。採れたて野菜を使ったランチやティータイムを楽しめます。
地元民の暮らしを支える個性派ローカルショップ「飾菜きの里あすか」は、産直品だけでなく、オーナーが厳選したドリンクや食品が並んでいます。トイレ休憩も遠慮なく、どうぞ!
自転車で駆け抜ける田園風景の中には、基山町の伝統芸能の一つ「園部くんち」の舞台、園部宝満神社も。地元で大切に守られている、文化と歴史ある空間です。
自転車で町内を散策しながら、本格的な観光プランを事前に申し込んでおくと、いよいよ「旅」気分!
例えば、国内や海外でさまざまな賞を受賞している基山町唯一の酒蔵「基山商店」は、予約制で見学を受け入れています。
麹の香りがただよう酒蔵体験はもちろん、「基峰鶴」ブランドの伝統を守りながら、新たな酒造りに挑戦する当事者の声は刺激的。
タイミングによっては、一般販売されていないお酒をお土産に入手できたり、するかも!?
今回ご紹介した収穫体験や酒蔵見学の他にも、基山町にはさまざまな体験が用意されています。
気になるプランに申し込んで、目的地まで自転車で移動すれば、基山町での1日がさらに思い出深いものになるはず。
基山町の観光サイト「きままに基山」で、気になるメニューや最新情報をチェックしてみましょう!
2/26(土)より、サイクルデジタルスタンプラリーも始まります!
・基山町産業振興課TEL:0942-92-7945
KIYAMA RIDEプロジェクトは、基山町産業振興課が株式会社Bike is lifeに業務委託し、実施しています。