2025年8月13日
2025年は、太平洋戦争の終戦から80年。
基山町立図書館は、特別展示「基山にも戦争があった〜平和な未来へつなぐ〜」を郷土資料コーナーにて企画しています。展示期間は2025年8月24日(日)まで。
開館中は誰でも無料で、戦時中・戦後の様子が分かる地元の資料に目を通すことができます。
町の戦争体験記録がまとまっています
貴重な資料や体験者の声などが並びます
戦地に向かう兵士に贈られた寄せ書き入りの日の丸や赤紙のコピー、小郡市に墜落したB29の現場で撮影できたという1枚の写真など。そのどれもが現在も、町内の個人や行政区が保管している資料です。
当時の基山小学校(基山町国民学校)が陸軍病院になり、その校舎が攻撃を受けたことなど、戦時下の子どもたちの恐怖が「基山にも戦争があった」事実として、胸に迫ってきます。
8/5の座談会では鮮烈な記憶が語られました
町の歴史や文化を守る活動を続けているNPO法人「基山の歴史と文化を語り継ぐ会」の協力のもと、町内に住む戦争体験者による生々しい回想も、氏名と近影入りで公開されています。
世界各地で武力衝突の報道が相次ぐ今だからこそ、しっかり目を通しておきたい貴重な展示品ばかりです。