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「国民1人に10万円」基山町民への給付は5/15〜、その他支援策まとめ(2020年5月)

佐賀県は、2020年5月のゴールデンウィーク明けから、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言にともなって施設や店舗に求めていた休業要請を一部解除しました。県内の一部施設や学校も再開が決定し、お隣の福岡県でも5月中旬から休業・自粛要請について順次緩和する方針が報道されています。

県境にある基山町も、少しずつ日常を取り戻そうとしているよう。自粛要請の緩和は始まりましたが、引き続き、県境を越える不要不急の外出は控えるよう呼びかけられています。

基山町「国民1人に10万円」特別定額給付金について

基山町はゴールデンウィーク期間中も役場で相談窓口を開設するなど、職員は休日返上で対応(平日に代休をとって、「密」対策にも取り組むそう)。市町村別に新型コロナウイルス感染症緊急経済対策として行われる特別定額給付金の支給についても、町内全戸を対象に必要書類の郵送作業が行われました。

なお、マイナンバーカードを持っている人のみ利用できるオンライン申請は、5月1日から始まっています。

町民の手元には届いているはず

基山町による案内書面

1日に行われた基山町の記者会見によると、申請書は7日に郵送。書面での申請期間は5月11日から8月11日の3ヶ月間です。必要事項を記入した申請書と申請者(世帯主)の本人確認書類コピー、通帳またはキャッシュカードのコピーを返信用封筒で郵送し、申請完了です。

そして、基山町のオンライン申請者は最短5月15日から、書面での申請者は5月20日から指定口座に振り込まれる形で給付が始まります。

マイナンバーカード作成には申し込みから1ヶ月以上かかるため、カードを持っていない人は郵送で届いた申請書で手続きをした方が給付金を早く受け取れることになりそうです。

なお、加害者の世帯主の元から避難しているドメスティックバイオレンス(DV)や虐待の被害者は、個別に給付を受け取ることができます。加害者の世帯主が被害者分の給付金を受け取った後でも、個別給付に切り替えることができるよう。詳しい相談は、基山町役場福祉課まで。

基山町役場1階に、給付金専用の相談窓口も開設されています。

基山町民が受けることができる経済支援策まとめ

基山町Facebookで、5月6日時点で最新の経済支援策がまとまった表が発表されています。無利子貸付や返済不要の支援金が4月時点に比べて一気に増加。

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国や佐賀県の支援以外に、基山町独自の支援策として中小企業および個人事業主を対象にした、中小企業者事業継続緊急支援金が発表されています。

事業者の家賃等の支援、もしくは売上金の減少に対する緊急支援金として、5月1日から基山町産業振興課の窓口で申請受付が始まっています。

消毒液の無料配布、手作りマスク販売(300円)

ゴールデンウィーク期間中も休まずに開いていた、基山町役場。引き続き、役場1階ロビーにて5月15日まで消毒液の無料配布や手作りマスクの販売も行われています。

消毒液を受け取る際には同意書に記入が必要

きれいに洗った空きペットボトルと交換して次亜塩素酸水をもらえます

配布される消毒液は、次亜塩素酸系の微酸性電解水(手指消毒にも使用できるもの)です。電解次亜水(手指消毒できないもの)の場合もあります。ラベルを剥がして中を水洗いした500mlペットボトルと交換する形で、1世帯1本の配布です。

マスクは大人用の大小、子供用サイズも

また、社会福祉協議会スタッフ手作りの布マスク(1枚300円)は、1世帯2枚までの販売。材料となる未使用の布(綿100%)、ミシン糸(♯60の白またはベージュ)、ストッキングの寄付も呼びかけられており、基山町役場福祉課もしくは基山町社会福祉協議会で持ち込みを受け付けています。

なお、消毒液や布マスク販売は基山町民優先ですが、佐賀県町外の方の利用も可能とのこと。1日あたりの配布量、販売数も決まっています。

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