2026年3月7日(土)の夜、佐賀県基山町の基山フューチャーセンターラボで、女性起業家または女性起業家志望の方向けのイベント「私らしい『最初の一歩』のつくり方」が開催されました。
会場に集まったのは、町内外から「何かを始めてみたい」「自分らしく働きたい」という熱い想いを持った女性たち。年齢層は幅広く、なんと最年少は13歳の中学生!
基山町の「女性の就労能力開発支援事業」として初開催にも関わらず、大盛況となりました。

基山町内外から集まった参加者は10名以上
18時から20時まで2時間たっぷり語り合うイベントは、前半に先輩女性起業家2名のゲストトーク、後半にグループワークという構成。
参加者はロールモデルから「起業のリアル」を学び、志が同じ仲間たちの意見も取り入れながら自身のプランを練っていく、そんな一夜になりました。
今回のゲストは、基山町や佐賀市を拠点に活動するお二人。
基山フューチャーセンター内に店舗を構える、オーダーメイド靴ブランド「MarikoK」の加藤真理子さん(起業9年目)。そして、株式会社オヤモコモの代表、山下千春さん(起業14年目)です。
事業内容がまったく異なるお二人の、異業種対談にもなりました。

中央右から加藤さん、山下さん。おふたりの行動力にびっくり!
加藤さんは、会社員をしていた20代のころ、とあるきっかけで整形靴に興味を持ち、異業種から東京の専門学校へ入学。YouTubeで知ったイギリス・ウェールズ地方に住む靴職人・ルース・エミリー・デイビーさん(現 RED shoes.ltd)の技術に惚れ込み、ビザを取得してイギリスに突撃、ルースさんへ修行の申込みをしたのだそう。
パワフルな行動力によるイギリス修行を経て、「自分サイズで、細く長く続けられる事業」というスタイルで、靴作りを続けられています。「固定費を抑えるために自宅工房にする」「まずは小さく始める」といった、具体的で等身大のアドバイスに、参加者の皆さんのメモを取る手が止まりませんでした。

コミュニティ運営を志したという山下さん
一方の山下さんは、3人のお子さんを育てながら、ベビー用品「Racco」の開発やコミュニティ運営に携わっています。
最初は「産後ママの孤独感を払拭する」理念を掲げてコミュニティ運営のために起業したそうですが、経営を継続していくためには資金が必要で、予定になかった商品開発に参入することに。ここまで14年間の道のりの途中では、ふと「何をやっているんだろう」と理念と事業とのギャップに悩むこともあったそう。
不登校になったお子さんに寄り添うために離島で過ごした経験も語られ、「起業していたからこそ、家族の変化に柔軟に対応できた」という言葉には、多くのママ参加者が深く共感していました。
後半のグループワークでは、参加者同士が自分の夢や抱えている不安をシェアし合う時間になりました。
「資金面が不安」「何から始めていいか分からない」といったリアルな悩みに対し、ゲストからは「まずは声を出すこと。誰かにやりたいと伝えることが最初の一歩」という力強いエールが贈られました。

事業継承された方、起業準備中の方など活発な意見交換
リラックスした雰囲気作りを助けてくれたのが、当日振る舞われた基山町の菓子店「あびによん」のフィナンシェ。地元でお馴染みのスイーツを片手に、初対面同士でも会話が弾みます。

女性起業支援に携わる方からもアドバイスが
シェアタイムでは、具体的な「わたしの一歩」を宣言する方もいれば、「まだやりたいことが見つかってはいないけれど、ここに来て皆さんとこ゚縁ができたことが私の最初の一歩」といった声も。
最年少の参加者となった中学生からは、「これから高校生になるけれど、まずは社会にたくさん触れて、自分が『面白い!』と思えるものを見つけたい」というフレッシュな宣言も飛び出し、会場全体が温かな拍手に包まれました。
イベントの締めくくりには、主催の基山町商工観光課の方から、今後の女性創業支援に関する案内もありました。最後は参加者全員で、基山(Kiyama)の「K」を形作った「Kポーズ」で記念撮影!

Kiyamaの「K」!笑顔で閉会しました
「基山町は人口17,500人の小さな町だけれど、文化が入り混じる温かい場所。ここで自分らしい一歩を踏み出してほしい」という言葉通り、閉会後も名刺交換や立ち話が絶えず、新しい繋がりがいくつも生まれているのが印象的でした。
基山町では女性創業支援の他に、新しいビジネスや挑戦を応援するコミュニティ・基山町創業支援ネットワーク「キヤマリンク」が2026年1月から立ち上がりました。
今後の創業支援に関する情報は、基山町やキヤマリンクから発信していくそうです。
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