新型コロナウイルス感染症拡大予防のため、佐賀県内では「発熱外来」が各地の総合病院などで開設されていました。
2020年5月には緊急事態宣言が解除され、医療現場の様子も変化してきています。
※5/28、本記事は最新情報に更新されています。
佐賀県基山町から最寄りの発熱外来は、鳥栖市弥生が丘にあるやよいがおか鹿毛病院。
4月中旬から平日午後限定で、発熱患者を対象にした特設外来が設けられていましたが、5月25日からは毎週月曜日、水曜日、金曜日の午後に縮小。
入り口にあった検温専用テントも撤去され、6月1日からは入院患者さんとその家族の面会も一部再開予定とのことで、少しずつ病院も日常を取り戻しつつあります。
前回の取材にも応えてくださった呼吸器外科の岩田輝男先生によると、5月は総じてマスクやガウン、消毒液の供給が医療現場でも不安定になったそう。全国的に報道されていた医療物資不足は、佐賀県東部でも変わらなかったようです。
「今後はwithコロナの出口戦略を考えていきたい」と岩田先生。世の中の動向を注視しながら、地域医療の現場として、さまざまな状況に対応できる機能を維持したいとのことでした。
また、基山町の発表によると、5月11日から鳥栖市、基山町、みやき町、上峰町の住民のみを対象にした発熱外来が、鳥栖市休日救急医療センター(鳥栖市保健センター)に開設されています。
診療は、平日月曜日から金曜日の14時から17時まで。発熱や呼吸器症状による受診を希望する、中学生以上が対象です。小学生以下は受診できません。
心配な症状を「帰国者・接触者相談センター」や、最寄りの病院・かかりつけ医に相談して「発熱外来」を案内された場合、事前に来所連絡をしてから受診します。
「帰国者・接触者相談センター」相談の目安
- 息苦しさ(呼吸困難)、強いだるさ(倦怠感)、高熱等の強い症状のいずれかがある場合
- 重症化しやすい方(※)で、発熱や咳などの比較的軽い風邪の症状がある場合
(※)高齢者、糖尿病、心不全、呼吸器疾患(COPD等)等の基礎疾患がある方や透析を受けている方、免疫抑制剤や抗がん剤等を用いている方- 上記以外の方で発熱や咳など比較的軽い風邪の症状が続く場合
症状が4日以上続く場合は必ずご相談ください。症状には個人差がありますので、強い症状と思う場合にはすぐに相談してください。解熱剤などを飲み続けなければならない方も同様です。
鳥栖市HPより
帰国者・接触者相談センター(鳥栖三養基地区)
鳥栖保健福祉事務所(鳥栖市元町1234-1)
- 電話:0942-83-2161
- ファクス:0942-84-1849
- 受付時間:平日8時30分から17時15分(ただし緊急の場合は、夜間・土日も含め時間外も対応可能。自動応答メッセージの指示に従い対応してください。)
鳥栖市休日救急医療センターはPCR検体の採取やPCR検査を行う施設ではないので、ご注意ください。
平日に臨時的に開設されている鳥栖市休日救急センターの発熱外来は6月末までの予定されていましたが、緊急事態宣言解除のため、5月29日で一時閉鎖が決定しました。新型コロナウイルス感染症の感染状況により、再開されます。
最新情報は、対象エリアの自治体ホームページ等でご確認ください。