「お食事処きむらや」はたまた、「木村食堂」は、長く基山町で暮らす住民にとって懐かしく思い出される場所の一つ。閉店してから長い年月が経ち、小さなお店は当時の面影をそのままに、空き家状態で残されていました。
秋光交差点近く、旧長崎街道から一歩出た場所にあった、小さな憩いの場。そんな食堂跡地が、2021年春に新しく集いの場として生まれ変わろうとしています。
今年度、佐賀県の「さが未来アシスト事業費補助金制度」の助成を受けた取り組みとして始まった、「フリーランス応援型シェアオフィス事業」。
主に地域の個人事業主やフリーランス、副業を考えている子育て世代に向けのシェアオフィスを基山町にオープンしようという試みです。活動主体は、「ふるさとを遊ぼう」をテーマに自分の住むまちでの日常的な遊びをもっと楽しめるよう、コミュニティ運営やイベント企画などを展開している「ノビトワークス」。
代表の原田さんは、大字基山の「遊び場」に関する記事を書いているライターでもあります。
普段は、池の水に率先してダイブするなど「遊び」が専門の、ノビトワークス原田さん。
今回の試みは「遊び」ではなく、地域のフリーランサーの一人として「子育て中の女性を応援したい」という想いが発端。空き店舗オーナーさんの理解の元、主婦業との兼業や、子育てが落ち着いてからの起業などを後押しする場所の提供が目的なんだそう。
2021年2月現在、毎日のように行われている、リフォーム工事。その様子は、Facebookでも公開されています。
注目のシェアオフィスのオープンは、2月下旬から3月上旬となる見込み。オフィス利用の希望者も、オープンに先行して募集中です。