2023年4月15日(土)から週末限定で、基山町の庁用自動車である電気自動車2台をカーシェアとして貸し出すという取り組みが始まりました。ただし、対象は基山町民のみです。
「基山町脱炭素型カーシェア事業」としてスタートした、この試み。町民にも電気自動車の試乗体験をしてもらい、将来的に自家用車を購入する際に選択肢のひとつとなれば、という狙いがあるのだそう。
利用料金は、なんと無料!公用車として利用していない土日祝日を利用して、貸し出します。町民にとっては、試乗の良いきっかけになる他、ちょっとした日常生活のサポートとして活用できそうです。
車のある場所は、保健センターの西側。太陽光エネルギーを利用するため、ソーラーパネルを設置した「ソーラーカーポート」に駐車してあります。
車の貸し出し手続きはスマートフォンを利用して行われるため、「スマートフォンを持っていること」など、いくつか利用条件があり、事前の利用者登録など準備が必要です。車種は2種類で、1日あたり午前・午後の2部制で、専用の予約サイトで予約を受け付けています。
なお、予約者本人以外の運転はできません。車内の喫煙やペットの同乗も禁止されています。その他にも、いくつか諸注意があります。
申し込みから当日の手続きまで、すべてスマートフォンで行います。まず最初に、車をレンタルする予定日の1週間前までに、専用の予約サイトで利用者登録申請が必要です。利用者本人のメールアドレス、自動車運転免許証、加入されている他車運転特約のある自動車保険証書も準備します。
詳細は、基山町ホームページで公開されている手順を確認してください。
貸出当日の車のロック解除なども、基本的にすべてスマートフォンを使って行います。使い慣れていないだろう充電ケーブルのセッティング等の作業もありますが、説明板がすぐそばにあるので安心です。
基山町は、今後の庁車買い替えは電気自動車を選ぶ方針で、脱炭素社会に向けて町としてできることを進めていくのだそう。町民が電気自動車に親しめるよう、もっと伝わりやすいカーシェア利用方法の説明も、これから模索していきたいということでした。