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佐賀県基山町2025年3月定例記者会見よりヘッドライン

2025年3月21日(金)に行われた基山町役場の定例記者会見から、大字基山編集部が注目した最新ニュースをお届けします。

詳しくは、基山町役場の広報情報や、大字基山編集部による続報をお楽しみに!

4月からの新年度に向けて、さまざまな事業や計画が決定しています。子育てや義務教育に関する、基山町独自のニュースも発表されました。

基肄城・山頂にも古代の史跡?

基山町児童たちの遠足スポット・基山と山頂にある基肄城は、令和3年から9年度の7年間で、約10億円をかける整備計画が進んでいます。

その過程で、平成25年ぶりに城内一部を発掘する確認調査が行われた結果、台形の山頂エリアで、飛鳥時代末期から奈良時代前期の柱跡らしき遺構が確認されています。その他の遺構そばでも礎石発見があるなど、さまざまな新発見がありました。

2025年4月19日(土)には、基山町立図書館で詳しい調査レポート「ギャラリートーク」が予定されています。4月8日から1ヶ月ほど、図書館郷土資料コーナー展示室で「発掘調査速報展2024」も行われます。

給食費が月額700円値上げ(2025年度は据え置き)、第3子以降は無償化

昨今の給食食材費の高騰を受け、2025年度から給食費の改定が行われ、月額700円の値上げが発表されました。平成30年以来の改定です。

関係者向け資料より抜粋

ただし、給食費の値上げは保護者負担も大きいため、2025年度の1年間は値上げ分全額を町が負担するそう。新しい給食費は、2026年4月からの適用となります。

また、18歳以下の子どもを養育する世帯を対象に、出生順で第3番目以降の基山町立小中学校の生徒の給食が無償化されることが発表されました。

18歳以下の子ども1人に1万円の支援

国の地方創生臨時交付金を利用して、2025年度中に複数の支援事業が行われることが発表されました。

子育て世帯への緊急食料費支援も含まれており、18歳以下の子ども1人に1万円の支援が決定しています。その他には、子ども食堂への支援や省エネエアコン購入への補助、配食サービス利用者の利用料増額分の補助などが行われます。

町内小学校のプール授業が民間委託へ

2025年度から、基山小学校と若基小学校の水泳授業が、外部の民間委託で行われることが発表されました。小学1年生から6年生まで、移動を含めて各学級2時間続きの授業が年に4回実施される見込みです。

提携先の事業者は現時点で未定ですが、基山町から移動しやすい場所にある民間スイミングスクールとなりそう。

これまでは水泳授業といえば夏限定の授業でしたが、今後は室内プールでの授業となるため、5月中旬から2月上旬までの長い期間で行われます。

基山中プール授業は基山小プールで実施へ

中学校は科目別に教師がいるため時間割編成が難しく、民間委託は行われません。一方でプール老朽化(建設から33年経過)のため、2025年度から基山小学校の屋外プールを利用することになります。飛び込みは文部科学省の学習指導要領で禁止事項となっているため、小学校プールの利用でも問題がないとのこと。

中学校プールは、今後、解体される予定です。

基山中学3年生全員が英検受験へ

これまでに基山町在住の小中学生を対象に実施している、年1回の英語検定受験料の全額補助。

そこに加えて、2025年度から英検プレテストとして位置付けられている「英検IBAテスト」を小学6年生から中学3年生を対象に実施します。保護者の金銭負担はありません。

また、基山中学校3年生の全員に英語検定テストを受験させ、3級以上の取得者50%以上を目指すそう。1人1台端末の持ち帰り学習で、佐賀県開発の英語デジタル教材の活用も始まります。

電気自動車や太陽光発電システム導入に補助金

電気自動車(EV)、プラグインハイブリッド自動車(PHEV)、燃料電池自動車(FCV)を自家用車として購入する町民を対象に、8万円の補助金が交付されるようになります。町内の販売店や事業者で購入・導入する場合は10万円に増額されます。1人につき1台まで申請できます。

家庭用太陽光発電システムを町内の自宅に設置する場合は、1kwあたり3万円の補助額です。上限8万円の補助金で、こちらも町内の販売店や事業者で購入・導入する場合は10万円に増額されます。

太陽光発電については、申請時に建築予定または建築中の場合、実績報告書の提出まで町内に住んでいることが条件です。1世帯1軒につき1回の申請ができます。

県内初・補聴器購入の助成始まる

難聴は認知症のリスクの1つと言われていますが、補聴器の購入費用はおおむね高額。

そこで2025年4月1日から基山町で、町内在住の40歳以上を対象に、補聴器本体の購入費の1/2の額を助成する事業が始まります。片耳の場合は上限5万円、両耳の場合は上限7万5千円です。

片耳または両耳の聴力レベルが40dB以上70dB未満で、身体障害者手帳の取得基準に満たない基山町民は、今後の装着を検討しやすくなりそう。補聴器購入のアフターフォローも兼ねて、聞こえの相談会も年4回、開催されます。

2025年5月までのイベント情報

これから2025年5月までに行われる、町の主要なイベントをまとめています。詳細については、基山町役場までお問い合わせください。

  • 3/29(土) 基山中学校吹奏楽部スプリングコンサート(基山町民会館大ホール)
  • 3/30(日)基山町立図書館 開館9周年記念イベント(基山町立図書館)
  • 4/6(日) 基山町消防団入退団式(基山町民会館大ホール)
  • 4/9(水) 賀島祭(鳥栖市田代本町 太田山安生寺)
  • 4/26(土) 春のJR九州ウォーキング(基山駅スタート)
  • 4/26(土) 第15回きやま門前市(大興善寺駐車場)
  • 5月中旬・草スキー世界大会(基山草スキー場)
  • 5/18(日) 区対抗スポーツ大会(総合公園、総合体育館など)
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