2024年11月20日
1985年に誕生した絵本「さっちゃんのまほうのて」は、長く読まれ続けているロングセラー本。
先天性四肢欠損という障害を負って生まれた主人公のさっちゃんが、傷つきながらも右手の指がないという障害を受けいれ、力強く歩き始めるストーリーです。
佐賀県基山町では、毎年新1年生に書籍を配る「セカンドブックプレゼント事業」の選定図書として8年以上、親しまれている書籍でもあります。
入場は無料で、展示期間は11月23日まで。町立図書館の郷土資料館コーナーに、原画がずらりと並んでいます。
絵を担当した、田畑精一(たばたせいいち)さんは2020年に亡くなられたばかり。
絵本「おしいれのぼうけん」シリーズも愛され続けている故人を偲びながら、その生き生きとした子どもの個性を捉える肉筆画をじっくり鑑賞することができます。