2020年4月から基山町に開園した小規模認可保育施設、「基山B-BABY保育園」。基山バディ認定こども園の系列園で、基山B-BABY保育園は0~2歳児のみが対象の認可保育園です。
JR基山駅から徒歩5分という好立地の新築分譲マンションの1階に入る保育園は、どんな雰囲気なのか?
基山町やマンション事業者との官民連携で計画された保育施設として、オープン前に関係者に公開された園の中の様子をレポートします。
基山B-BABY保育園が入居しているのは、基山町に18年ぶりの完成したばかりの分譲マンション「トラストレジデンス基山」の1階。
マンション住民の家族に限らず、基山町民であれば、町役場での入所申請時に志望する園に挙げることができます。
基山B-BABY保育園は、生後半年から2歳児が入園できる保育園。4月1日時点で3歳になった園児は、町内の認可保育園に通うことになります。
基山バディ認定こども園は連携先となるので優先的に入園できますが、希望の人数によっては入園できない場合もあるそうです。また、別の保育園への入園を希望することもできます。
子どもたちが過ごす空間は、玄関を入るとすぐの、広い空間。安心安全のための工夫や、大人も利用しやすい導線など、アイデアが随所に光ります。
バディ系列園らしい使い勝手に工夫があるロッカーは、園内に入ることなく玄関先だけで保護者による準備・片付けを可能にします。おなじみ「オリンピックカラー」の配色の天井照明も印象的。床は歩き始めの子どもに優しいコルク材で、床暖房設備も整っています。
シンプルな内観ですが、送り迎えの保護者の目につきやすい場所に、制作物などを飾るピクチャーレールも設置されていました。
すぐそばには、JR九州の線路が。そのため、毎日のように電車を眺めることができるのも、園の魅力の一つ。本来は黒い扉だったドアをガラス扉にかえて、
水回りも、小さな子どもに配慮ある作り。トイレ入り口近くには、手洗い場があります。
広いトイレは、教室の奥。そして、ふと目についたのは、トイレットペーパーの位置!細やかな配慮で、大人も子どもも、快適にトイレトレーニングに取り組めそうです。
基山B-BABY保育園の給食は、バディこども園の給食室で調理されたものが届く仕組み。月齢に合わせた離乳食を栄養士がしっかり考えてくれます。アレルギー対応もしています。
実は、基山B-BABY保育園はバディ系列園として初めての「小規模認可保育施設」。普段は少人数で過ごしていますが、年間行事は基山校の元気なお兄さん・お姉さんたちと合同で行われることもあります。特に、2歳児クラスの子どもたちは、日常的に基山校と交流を深めているんだとか。
基山B-BABY保育園で過ごす少人数生活と、より広い基山バディ認定こども園で体験する集団生活。そのどちらの良さも、成長するに従って身についていきます。
何もかもが初めてづくしの親子と保育士の先生方で作り上げられる、始まったばかりの基山B-BABYの歴史。
保育士の先生方は、「みんなが笑顔になれるような、親子の不安に寄り添えるような園を目指したい」と語ってくれました。そのために、例えば子ども本人の安心材料となる愛用品の持ち込みにも対応するといったアイデアも。
コロナ下で大人も子どもも行動が制限されたり、緊張を強いられることも増えている中、皆が安心できる・リラックスできる空間づくりを目指しています。