2018年5月、町に初めてオープンした宿泊施設、基山町合宿所。
その敷地内に同時オープンしたのが、食堂「ホットステーション」です。合宿所利用者に食事を提供する場所ですが、ランチの時間は一般の利用も可能となっているため、その様子を取材してきました!
そもそも、このログハウス調の建物。黄色の丸い看板。
既視感ある読者も、多いことでしょう。
何を隠そう、「ホットステーション」は2017年に惜しまれつつ閉店したラーメン店「ほっとステーション基山」の店舗をクリーニング、一部リフォームして、そのまま活用しています。
店舗どころか食堂名にもその一部を残すなど、あり余ってあふれるほどのオマージュ感。基山町役場からもほど近い場所、関係者にラーメン店のファンが多かったに違いありません…。
入り口手前の階段を通り過ぎて裏手に進むと、車椅子の方でも食堂を利用できるように、スロープが新しく完成しています。
テラス側からお店の中に入ることもでき、車椅子の方でも利用しやすい、バリアフリーの食堂となっています。小さなお子さん連れはベビーカーを使って、テラスでお食事ができるかもしれません!
お店に入ってすぐに、食券販売機がお目見え。内装も以前とまったく変わっていませんが、なんだか明るく感じるのは、「クリーニングして、床を塗り直したから」とのこと。
ランチメニューは2018年5月中のみ、日替わりの「基山ランチ」と「基山精進定食」、そして「エミューカレー」の3品。ドリンク・酒類は通常通り、提供されています。6月からは、うどんやそば、丼モノといった、より食堂らしいメニューが追加されるそう。
定食用のドリンクは、+50円と嬉しいお値段設定になっていました!
2018年5月時点で、子ども椅子やカトラリーの準備はありませんでしたが、これから対応する可能性も。情報が入り次第、本記事に追記します。
それではさっそく、食堂の看板メニューになるであろう3品を注文して、いただいてみましょう!
購入した食券は、お店に入って右手にあるキッチンのカウンターに提出、代わりに番号札をもらって料理が出来上がるのを待ちます。
お水はセルフサービス。別注文のドリンク・酒類は席まで運んでもらえるようです。
1品目、日替わりの「基山定食」600円です。
基山定食はその名の通り、町の食材を使った定食メニュー。この日のメインは鶏唐揚げのおろしソース。塩ベースの唐揚げをさっぱりと、いただけました。小鉢はおから。食堂らしい、間違いのない安心感のある味付けです。
2品目は、「基山精進定食」700円。
精進定食というだけあって、ヘルシーな小鉢がずらりとトレーに並んでの登場!
メニューは写真左上から時計回りに、おから、たけのこの煮物、ひじきの煮物、きんぴらごぼう、味噌汁、ごはん、サラダ、揚げ出し豆腐。
どれも九州の味らしく、「おばあちゃんちみたいな」甘めの味付け。遠方から来て合宿所を利用する方にも、「基山町の味ってこんな感じなんだ!」と思っていただいて結構な、そんな良いお味です。
そして、みんなが気になる「エミューカレー」700円!
カレーの横にサラダが見えますが、ここはやっぱり本命の!エミューの、カレーをいただきます。
エミュー肉と野菜がゴロゴロと入っている、ルーのボリューム感が嬉しいですね。
さっそくお肉をご飯と一緒に噛み締めますと…「鶏肉ではない」「豚肉でもない」「牛肉に近い、噛みごたえのある、肉」の味わい。エミュー肉は、栄養素とタンパク源が豊富な赤身肉。見た目は大きな鳥ですが、その味は、赤身の牛肉に近い、この上なく肉らしい肉!の味です。
スパイスに消されすぎない、しっかりとしたお肉の味を感じることができるカレーでした。基山町グルメにまた1つ、名物が誕生した予感!
食後は、お店のトイレをご紹介。
トイレ・手洗いともに、男女別に分かれています。天井も高く、外の光がよく入ってくる明るい空間です。
ちなみに赤ちゃんのおむつ交換台は、合宿所1階の多目的トイレにあります。必要となった場合は、定員さんに声をかけてみましょう!
最後に、気になる「ラーメン」情報。
もともとラーメン店だった場所がリニューアルオープンしたような、そんな感覚に陥る今回の食堂オープン。食堂なら「ラーメン」がメニューにあってもいいじゃない…と思う皆さんへ。
ホットステーションの代名詞「ラーメン」の開発を進めております。
皆様に愛される「ラーメン」の登場にご期待ください!
役場担当者によると、「ラーメン」だからこそメニュー開発に手抜きはできない!以前のラーメンと同じものを目指すのではなく、新しい基山町のラーメンの完成を目指したい!!と、その意気込みは十分。
お披露目時期はまだ未定ですが…おそらく夏以降、数量限定で新・ラーメンが食堂メニューに登場することになりそうです。
どうぞお楽しみに!!