2017年9月18日、月曜日。
数量限定・期間限定で九州・沖縄のコンビニエンスストアで発売が始まる、カルビーの「ご当地ポテチ」第一弾。
47都道府県の地元ならではの味をポテトチップスで再現しようとする国家的(?)一大プロジェクト「♥JPN(ラブジャパン)」企画、佐賀県バージョンは「佐賀のり味」が発売されます。
この佐賀県民必食の、新商品。
大字基山は店頭での発売に先駆けて現物の入手に成功、基山モール商店街の関係者有志と一足お先に味わってみたので、その様子をお届けします。
つまり店頭発売と同日に、佐賀県最東端に住む基山町民が日本全国に向けて最速でお届けする「佐賀のり味」の食レポ!
しのごの言わず、基山町民1人目による実食、さっそくいってみましょう!
「えっ、本当に私が最初に食べちゃっていいの…?」
パリッ
「すごい海苔の味がする!!!」
「くんくん…すでに磯の香りがする…」
パリパリ…「おぉー!?」
「なんかねぇ、甘いの!最初にくる磯の香りもいいよね!甘みの後にスパイシーさも感じるし…海苔の味が濃い!いい意味で、思ってたのと違う!」
「ほら、エミューにも食べさせてあげる〜」
「なーんちゃって」パリッ
「これはおいしい!鼻から海苔の香りがね、抜ける!」
「……」
パリッ…パリパリ…(黙って数枚をじっくり味わう)
「おいしい。私的に買うと思う」
「じゃあ、食べまーす」パリッ
「!」
「私、海苔大好きなのよね〜!」
「カメラ、緊張します…」
「いいのかしら私で…」パリッ
「しっかり海苔の味がします!おいしい!」グッ!
「新発売?今から食べるの?…なんでもせにゃーならんなぁー」
「どれどれ」パリッ
「…本当においしいよ、これ」
弱小ウェブメディアの大字基山に気前よく、発売前の商品を提供してくれた佐賀県庁観光課の近野繭子さんによると、今回の商品開発はカルビーから佐賀県に提案があってスタートしたプロジェクト。
当初は県庁の若手10名ほどでプロジェクトチームが発足し、「イカしゅうまい味」や「佐賀牛味」など…想定されるありとあらゆる佐賀県らしい味およそ16種類とポテトチップスの相性を検証した結果、「佐賀のり味」に白羽の矢がたったとか。
そう、佐賀県民なら常識だが、佐賀は海苔の生産量日本一。
そのため県庁に入庁した職員たちには「海苔研修」が課せられていて皆、「利き海苔」ができるらしく…試食会では海苔の等級の異なる複数の「佐賀のり味」が並ぶ中、「違いの分かる」職員たちが続出。海苔は海苔でも、佐賀県民が納得する海苔の風味を追求すべく、最終的には県知事を筆頭に県庁職員数十名で味を選定し、佐賀県有明海漁業協同組合の協力の元、今回の「佐賀のり味」が完成した…ということでした。
ちなみに佐賀県有明海漁業協同組合による、佐賀のり味のPR動画もあります。
そりゃー、海から物理的に遠いとはいえ佐賀県民である基山町民が、美味しいと思わないはずがないよね。
ところで佐賀のり味、定番商品の「のりしお」と何が違うのー?って思いませんでした??
ぜんっぜん、ぜんぜん、違いましたよ!!
のりしおは、その名の通り、塩味をよく感じるのですが…佐賀のり味は塩分控えめ、「海苔」の甘みと旨味が存在を主張してきます。のりしおは青のり、佐賀のり味は焼きのりを使っているという違いも。
佐賀県によると、佐賀のりの美味しさをストレートに味わえるように、シンプルな塩味をベースにし、ポテトチップスに佐賀のりをふんだんにかけることによって、まるで焼きのりをそのまま食べているかのような、インパクトのある味に仕上がっている、とのこと。
ちなみにパッケージ裏面には、今後予定されている佐賀県のイベント情報の掲載も。
肥前さが幕末維新博覧会、2018年3月17日からスタートするらしい。
まだまだ先だけど、どうやら県をあげての一大プロジェクトのようです。
今回の食レポに協力いただいた基山モール商店街の関係者全員が大絶賛の、ポテトチップス佐賀のり味。
9月18日(月)より、佐賀県内の各コンビニエンスストアで買うことができます。10月2日(月)からはスーパーなどでも取り扱いが始まり、10月末ごろまではお店に並ぶようです。ただし数量限定なので、地元愛の強い佐賀県民は要注意。販売エリアは九州全域なので、他県の方もぜひ「佐賀のり味」を佐賀探してみてくださいねー!
九州外でも、カルビー直営店では入手できるようです。全国の同郷の皆さんも、ぜひお試しあれ。
「こりゃーうまかばい!」「もっと食べたい!」と思った方は、カルビーによる特設サイトにアクセスすべし。地元味への愛をTwitterでつぶやけば、投稿のもっとも多かった商品が全国発売されるらしい。ついでに47都道府県の味が当選するというキャンペーンもやってるので、食いしん坊さんは見逃せませんね。