自然豊かな佐賀県基山町の周辺エリアには、たくさんの遊び場があります。
そんな「子どもと休日に行ける遊び場」に取材する新コーナー、その名もズバリ「遊び場(あそびば!)」。基山町近郊からお出かけしやすい公園など、「親子で遊べる場所」をレポートしていきます。
遊具以外にも屋外であれば、大人のちょっとした工夫や準備で、子どもが体験できることはもっと増えるはず。現地で実際に遊んでみた、ライター個人のアイデアも盛り込んでいます。
鳥栖市の北部に位置する田代公園は鳥栖プレミアムアウトレットの近くにあり、基山町からは車で約5分。駐車場も3か所ほどあります。バイパス沿いの駐車場は、桜の季節のみ開放されるので注意が必要。
公園入口からまっすぐ登っていくと、ターザンロープなどの木でできた遊具が見えてきます。
最近はプラスチック製の遊具を設置する公園が多いなか、田代公園の遊具は木製。懐かしい雰囲気の遊具で、子どもも楽しそうに遊んでいました。森に囲まれたこの公園は意外と人が少ないので、「たくさん人がいると委縮しちゃう」というお子さんにはちょうどいいのんびり感かもしれません。
田代公園の魅力は「自然がたくさんあるところ」。遊具のある広場に周辺には、いろんなところに蔦がぶら下がっていたり、天狗が持っていそうな葉っぱがたくさん生えていたり、登れそうな崖があったり・・・。
そう、この崖。遊具の向かい側にあるのですが、高さは3~4メートルくらいで、まさに今はやりのボルダリングといったところでしょうか。ところどころにくぼみや突起があるので、足や手をかけたり全身を使って、登り甲斐がありそうです。遊具で楽しそうに遊んでいた子どもも、いつの間にか崖登りを始めました。
実際を目の前にすると、大人でも傾斜がきつくて登れるか怪しい崖ですが、どうにかして登ろうと果敢に向かっていきます。手持ちのロープなどある方は、ロープを垂らして登ってみるのもいいかもしれません。急斜面が不安な方は下で万が一の構えをとって、背後から子どもを見守り声かけしてあげると、子どもも安心して登っていけるかも。
足元には親子でくれぐれも、ご注意ください。
と、ここで「そもそも、なぜ登るのか」と聞かれたら「高ければ高い場所ほど、登ったとき気持ちがいいから」としか言えないわけですが・・・。
近くには大きな松の木もあり、たくさんの松ぼっくりが落ちていました。これを使って工作するのも、いいですね。
遊具の広場から30メートルほど奥に行くと屋根付きの休憩所もあり、お弁当などをひろげてくつろぐこともできそうです。
トイレも綺麗で、トイレットペーパーも備えてあります。
田代公園の敷地内には約600本のソメイヨシノが植えてあるそうで、春には桜の名所としてたくさんの人が花見に訪れる場所でもあります。秋は紅葉も楽しめ、一年間通して気軽に四季折々の自然と触れ合える公園です。
県道17号(久留米基山筑紫野線)柚比ICを降りて、鳥栖プレミアムアウトレット側に行くと、最初の曲がり角を左折。次の曲がり角を左折して駐車場へ。
鳥栖市役所 産業経済部 維持管理課 公園緑地係
TEL:0942-85-3603