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基山町女性消防団って何をしているの?普段の活動に潜入してみた

読者の皆さんは日頃から、「防災」を意識されていますか?

実は佐賀県、そもそも自然災害が少ないと言われている場所。地震、津波、火山、洪水、大雪といった自然災害のリスクが極めて少ないことが、佐賀県の強みなんだとか。

しかし…いや、だからこそ、想定外の何かが起こった時、とっさの判断ができますか?2017年7月の、基山町からもほど近い福岡県朝倉市を中心とした北部九州豪雨被害は記憶に新しく、決して他人事とは思えません。

自然災害に限らず、火災や事故など、暮らしの延長線上にあるリスクも心配です。

基山町の防災を考えるとき、自分に何ができるのか?一番身近な、町の防災に詳しい人は誰かしら…と考えた結果。今回の気になるシリーズは、基山町の女性消防団にスポットをあてて、密着取材をしてきました。

基山町女性消防団の定例会の様子

取材日は2018年4月15日の日曜日、20時。毎月15日に基山分署にて行われている基山町消防団女性部の定例会に、潜入させていただきました。

今年度は2名の新入団のメンバーを迎え、計17人編成で活動しています。

4月1日に入団式があり、新入団員は今回が初めての定例会参加となりました。

背筋ピン!一糸乱れぬ緊張感!

この日は、14名が参加。

女性部部長の山本頼子さんが前に立ち、その小柄な体つきからは想像できないパワフルで迫力ある号令から定例会が始まります。

「整列!」

「番号!!」「イチ!ニ!サン…!」と点呼が続きます。

みなさん真剣な表情!

回れ右!休め!といった決まった隊列がきちんと揃っているか確認し、基本を押さえ、綺麗にその姿勢が保たれるよう何度か繰り返します。

そして、20時が過ぎると、各分署巡視のため赤色灯を点けた広報車が入口から入ってきました。

広報車から足早に降りてきた、基山町消防団の副団長。

冒頭、「今年度も、楽しい分団で活動していって下さい!」と挨拶され…緊張感ある定例会で「楽しい」という言葉が意外に思えて、印象に残りました。

そして巡視終了後、一同は定例会を行うため分署内二階の会議室へ。

先ほどの緊張感はどこへやら?副団長の言葉通り、皆さん楽しそうで和やかな雰囲気♪

今年度に予定されている行事の日程確認をしながら、子どもの習い事があってね、なんておしゃべりにも花が咲き…お仕事や子育てがある中、皆さんそれぞれができる範囲で無理せず、参加されているといった様子でした。

そう、女性消防団員のほとんどは、30代から50代の主婦たち!

そこで同じ主婦として気になるのが、皆さんが消防団に入団されたきっかけ。

詳しく話を聞いてみると、職場のお友達が入団していて、スポーツクラブのチームメイトに声をかけられて…と、友人知人との身近な会話の中で消防団の話題になり、活動内容に興味を持って入団に至るというケースが多いようです。

今年度の新入団員、和合真由美さんと佐藤薫さん

「まだまだわからないことだらけですが、頑張ります」と笑顔でパシャリ♪

女性消防団の定期的な活動は、巡視定例会の他に、毎月1日には予防広報活動といって、団員それぞれが在住している町内各区を広報車で巡回しています。

また1年を通じて、基山中学校で応急手当や安全運動の出張講座を行ったり、幼年パレードや町内防火訓練のサポート、ふれあいフェスタなどイベント時のしおりや特典づくり、広報の作成などが主な活動内容となります。

火事の現場にいち早く駆けつける消防士や男性消防団とは違う、活動内容なんですね!

最近では、AEDや応急処置をもっと町民の方に身近に感じてもらいたいと、女性部が歌詞と振り付けを考えたオリジナルの心肺蘇生体操が出来上がったそうなので、実際に見せてもらいました。

オリジナル心肺蘇生体操「♪みんながみんな英雄(^^♪」

オリジナル心肺蘇生体操「♪みんながみんな英雄(^^♪」歌詞

オリジナル心肺蘇生体操「♪みんながみんな英雄(^^♪」の歌詞

タイトルの「みんながみんな英雄(^^♪」って…英雄…えいゆう…えーゆー…

ん?なんか聞いたことある…?

「まぁそこは置いといて。気にせんごとよ~!」

防災イベントやお祭りの際に町民みんなと踊れたら良いな…ということで、さっそく練習開始~!

「誰か来て お願い 誰か 助けて」

「呼吸を確認 正常な呼吸ない」

「直ちに 胸骨圧迫始めよう」

「あなたもできる 私もやるよ みんなで命をつなげよう」

私もその場で一緒に踊ってみましたが、振り付けも簡単で、歌詞も分かりやすく、子どもたちやお年寄りでも気軽にできそうでした。

一度聴いたら頭から離れないメロディも、ポイントです♪

取材日は気温が低く寒かったのですが、体操のおかげで身体もポカポカ温まりました(^^♪

基山町消防団はいつでも団員募集中!

「いつ何時、何が起こってもおかしくないこの世の中」

「少しでも知識や経験があれば、助けられる命がある」

「大切な家族を守りたい…その気持ちからまず入団しようと決めたの」

そう語ってくださったのは、女性部部長の山本さん。

女性消防団歴12年の山本部長

実際にたまたま訪れていた温泉施設で倒れた方がいて、その場で冷静に対処できたというエピソードも教えてくれました。消防団の仕事をしていて、本当に良かったと心から思えたそうです。

消防団の活動は、自分自身のやりがいになるだけでなく、家族や地域にも役立つこと。活動を共にすることで、町内の貴重な情報交換や仲間づくりのきっかけにもなりそうです。消防団は男女ともに、団員を随時募集中ですよ!

過去には全国消防操作大会で男子3位、女子1位の輝かしい実績と伝統があります

「みんなで楽しく活動しましょう!」

入団するにあたって年齢や任期の上限は特になく、講習や月1回の定例会などは用事があれば連絡して欠席も可能です。

消防団の見学や入団に関する詳しいお問合せは、基山町役場の総務課またはお住いの地域の区長さんまで、ご連絡ください

場所ごあんない

基山町分署

問い合わせ 

基山町役場総務課TEL:0942-92-7915

基山町分署TEL:0942-92-7911

「大字基山を読んだ」と最初に伝えていただけると、話がスムーズに進みます。

関連リンク

さらに詳しい消防団の活動内容や制度については、以下のリンクが参考になります。

 

 

撮影協力:LINUS 宮本薫

by
大字基山編集部メンバー
大阪府出身。2児の母。
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