風疹の恐ろしさ、ご存知ですか?
妊娠初期の女性が風疹に感染すると、お腹の中の赤ちゃんにも感染、その後の発達に影響を及ぼし、避けようのない合併症を持って誕生してしまう可能性がある…最悪は死産してしまう、そんな病気です。
先天性風疹症候群
主に妊娠3ヶ月頃までの妊娠初期の女性の罹患が多い。症状は心疾患、難聴、白内障、血小板の減少などがあり、中でも心疾患、難聴および白内障の3つが三大症状と見なされている。
Wikipediaより
インフルエンザなどと同じく飛沫感染するこの風疹、妊娠・出産を経験された方ならば、最も警戒すべき病気の一つだということはご存知だと思います。ですが、ご主人や他のご家族はどうでしょう?同じくらい、危機感を感じてくれているでしょうか。
平成30年11月、佐賀県では4年ぶりに風疹患者が確認されました。そして現在に到るまで、患者数の報告が続いています。決して、都会や遠いところだけの出来事ではありません!妊娠を考えている方はもちろん、同居家族や職場や友人などなど…みんなで予防しておきたいですね。
2019年1月から、佐賀県は風疹の予防接種や抗体検査などの費用全額助成をおこなっています。助成期間は2019年3月まで。ただし、すでに妊娠中の方は予防接種は受けられませんので、周囲の家族やこれから妊娠を考えている方が対象です。
もしも、あなたが風疹にかかってしまったら、家族に移してしまったら、そして気づかぬうちにご近所の妊娠初期の人に移してしまったら…。
将来にわたって自分自身や家族、周辺の方の誰もが安心して妊娠・出産できるよう、今この時に、風疹の抗体についてまずは調べてみてはいかがでしょう?
鳥栖保健福祉事務所 健康推進担当
詳細は佐賀県ホームページよりご確認ください。