子育てをしている方なら誰もが気になるに違いない、ご近所の小児科・病院情報。
大字基山では、2018年に実施した編集部独自のアンケートにより、実際に「通っています!」の声があった基山町近郊の病院をご紹介しています。
取材の都合がついた順番に更新していきますので、のんびり気長に、この特集企画にお付き合いください。
今回取材した鳥栖市の「やましたクリニック」は、小児科と内科が一緒になったクリニックです。情報提供してくださった読者によると、「しっかり説明をしてくれる」「先生がやさしい」とのこと。また、アンケート記述はなかったものの、電車好きの子どもには電車の写真をプレゼントしてくれる…という噂も!
クリニックの場所は鳥栖市蔵上。マクドナルド鳥栖平塚店がある交差点を新鳥栖駅方面に向かい、300mほど進むと信号の無い横断歩道があります。その左手に見えるとんがり屋根の建物が、やましたクリニックです。
病院裏に、14台の駐車スペースがあります。
また、駐車場前の道を挟んだ向かい側、アパート前の駐車場も病院の契約駐車場があり、さらに12台の駐車が可能です。
玄関は自動ドアで、靴のまま院内に入れます。
入口から入った正面に受付があります。小児科も内科もこちらで受付です。
ちなみに、受付には急な雨の時に貸してくださる傘が用意されており、「次回来た時に返してくれればいいですよ♪」という親切なサービスまでありました。
受付に向かって、左側が小児科の待合室となります。外から見えていたとんがり屋根の部分です。中央は靴を脱いで上がるエリアとなっており、ハイハイの子も安心。本や漫画も充実しており、モニターでは常時アンパンマンのDVDが流れているそう。
内科の待合室は、受付を挟んで右側。どちらで待っていても大丈夫です。
内科待合室を通り過ぎると、洋式トイレがあります。男女別です。
小児科待合室の奥にもトイレがありますが、こちらは和式。隔離室と隣り合っており、何かあったときにはすぐ対応してもらえるようになっています。
先生の座るデスクまわりには、鉄道写真やグッズがあれこれと。他にも折り紙や人形があって、男の子も女の子もわくわくするような診察室です。
治療室や、点滴などする部屋もあります。
院長の山下恭輔先生に、お話を伺いました。
——こちらの病院の特徴などを教えてください
一番の特徴は、小児科と内科が併設ということで、親子で診察に来てもらえるということです。例えば小児科で検査をして陽性反応が出た時にはその情報を内科に伝えたりして、治療に役立てたりしています。自然と内科を受診する患者さんも子育て世代の方が多く、授乳中とか妊娠中といった方の薬の相談にのることが多いですね。内科は私の妻が担当しています。
また、当院の乳児健診では視覚スクリーニング検査も行っています。これは幼児期の無症状の時期に施行し、弱視などを早期に発見できるものです。6か月以降のお子さんであればどなたでも検査はできますし、健診時以外にも希望される方には行なっています。この検査は近隣市町の健診では行われていませんので、当院の大きな特徴です。
——診察に来られた親子に対して、どんなことに配慮されていますか?
できるだけ専門用語を使わずに、丁寧に説明するように努めています。他の患者さんをお待たせしてしまっている気もして申し訳ないんですが…。あとは、必要のない薬はあまり出さないとか、ですかね。
——これから、かかりつけ医を探そうとしている保護者に一言お願いします。
相性が一番だと思います。一度来院されて、合わなければしょうがないですし。でも意外と、最初は「今までとやり方が違う」なんておっしゃってた方も、だんだん馴染んできて…というパターンもありますよ。
若いころはバレーボールをしていたという、背の高い山下先生(180㎝以上)。診察室では、鉄道、キティちゃん、HKT48、松田聖子、サガン鳥栖、久光製薬スプリングス(バレーボール)…ありとあらゆるご自身の趣味を開放して、診察に来る親子を楽しませてくれます。そして鉄道が好きな子には鉄道写真をくれるらしい、という噂話。
山下先生は「撮り鉄(撮影好きな鉄道マニア)」でした!
診察室の鉄道に関心を示した子には「なんの電車が好きかな?」などリクエストを聞いて、ご自身で撮られた鉄道の写真をくださるそうです。
山下先生の多趣味を開放する寛容な心が、診察説明の丁寧さや、看護師さんたちが一緒になって作る院内のあたたかい雰囲気に繋がっているようでした。