2020年11月下旬、毎年春秋の恒例イベントとなっているJR九州ウォーキングが基山町で行われていました。
基山町役場の関係者によると、当日に基山駅で受付をした参加者は、1632人!人口1万7千人ほどの町ですから、この日に限っては10%近く、町内人口が増えたことに…。
お天気にも恵まれ、駅から大興善寺に至るルートをのんびりと、足取りしっかりと歩く、多くの人の姿がありました。
その道のりの途中で行われた、1日限りのマルシェイベント「山麓基山」の様子をレポートします。
秋のJRウォーキングの目的地である、大興善寺。境内の紅葉は終盤間際でしたが、日本庭園「契園」はまだまだ見頃の真っ只中。
そんな大興善寺から基山駅に向かう途中に、「山麓基山」の看板が見えてきます。
もともと、基山小学校の分校があった場所。そして地区の公民館があった場所が、のどかなマルシェイベントの会場に大変身していました。
この日のために、地域の皆さんの手によって、きれいに整備された空き地。ウォーキング参加者の疲れを癒す、コーヒーや甘味、カレーライスなどの軽食が充実していて、おもてなしの配慮の行き届いた小さなマルシェです。
基山町の園部エリアらしい、どこか雄大な、のんびりとした田園風景を眺めることができる会場セッティング。ウォーキングの一休みのつもりが、思った以上に長い時間を過ごしてしまった…という参加者の嬉しい悲鳴も、聞こえてきました。
軽食や雑貨など、出店したお店は町内外の8店舗。これから基山町の名物に育ちそうな、マルシェイベントの誕生を予感させる1日でした。
マルシェを企画・主催しているのは、基山町園部が奥様の実家…という、生島さん夫妻。「趣味なんです!」と、「tigiri」という夫婦ユニットを結成して、積極的に地域を元気にする活動をされています。
自然豊かな風景に恵まれた基山町を元気にしたい、その良さを広めたい、というお二人。次回のイベント開催は、2021年の桜の季節を目指して、すでにまた新たな準備に取り掛かっているようですよ。