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【畑のレシピ】大石正人さん・智恵美さんちの柿と牛乳のムース

佐賀県基山町やそのまわりには、山と川、そして田んぼと畑がたくさん、それはもう、たくさんあります。

つまり、

地元に、

美味しいものが、

たくさん、ある!

そんな地域に暮らす皆さんの、普段の食卓に登場する定番料理を紹介する企画「畑のレシピ」。旬の食材の生産者や、ご近所のお料理上手さんに、レシピを教えていただきます。

今日からどなたかの食卓の一品に加えてもらえるよう、ほっこりやさしいイラストでお届けします。

レシピ「柿と牛乳のムース」

今回のレシピの主役は、基山町の「柿」。

町の柿生産者である、大石正人さんと智恵美さんご夫婦の手による柿を使って、お料理上手の増永さんが「めちゃくちゃ簡単すぎて申し訳ない!」という、甘〜いレシピをご紹介します。

柿の旬は、秋から12月上旬にかけて。お好みもありますが、年末に向けて「完熟柿をどうしよう…」と悩んでしまう方にもオススメの、ちょっとひねりの効いた食べ方「柿と牛乳のムース」です。

プリン容器およそ2〜3個分の、材料は…

  • 柿 160g(大きさにもよりますが、1個くらい。皮や種は除きます)
  • 成分無調整の牛乳 80cc
  • 砂糖 小さじ1(お好みで)
  • (飾り付け用に、ホイップクリームなどお好みで)

ムースはひっくり返さず、容器に入れたまま、スプーンでいただきます。

完熟柿を使うと、より甘く、よりなめらかな舌触りに仕上がるようです。

完成した一皿がこちら!

口の中でシュワっと溶けます。離乳食にも良さそう

フワフワ、シュワっと舌の上で溶ける、柔らかめの柿のムース。おだやかな柿の甘さ、そして牛乳のまろやかな味わいが、喉越し良く広がります。

今回のムース作りでもっとも大切なことは、「きちんと分量をはかること」。前日や午前中に作っておけば、おやつの時間に間に合います。

もっとたくさん作りたい場合は、柿の量2に対して、牛乳が1になるように、計算してみてくださいね。柿と牛乳の化学的特性を生かすため、ゼラチンは不要。思い立ったらすぐに、作り始めることができるスイーツです。

旬の食材と畑の人

今回の柿は、基山町園部にある大石さんご夫妻の畑で収穫されたもの。おばあさま、お母さまから引き継いで40年以上、柿畑のお世話をしています。

真っ赤な紅葉を見せる、大石さんちの柿畑

日当たりと相談しながら丁寧に大きく育てる

黒ずみの少ない、つやつやの大きな柿を育てるには、花が咲く頃から丁寧な作業が不可欠。いずれは実となる花の位置と日当たりを見極めながら、花を2回に分けて間引きし、残す花を選別します。実が膨らんでいく過程では、周りの葉を落としていく細やかな配慮も。

柿を育てて3代目という正人さんと智恵美さん

昔に比べると日差しが強くなり、管理も大変になってきたという、柿。日焼けしすぎて少しでも皮が黒ずむと、味や甘さは変わらないのに、お店に並ぶことができないというから、大変です。

ピカピカつやつやの柿を見つけたら、「桃栗3年、柿8年」という言葉を思い出して、美味しくいただきたいですね。

 

さぁ!

今日から、旬の食材をおうちで、お店で、美味しく食べてみませんか?

次回の「畑のレシピ」も、どうぞお楽しみに。

 

イラスト協力:橋本菜摘

 

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