2020年12月13日、第3回目となる「クリーニングデイ佐賀with大字基山」が、佐賀市のアバンセで行われました。過去2年間は基山町内で開催してきましたが、今年は、佐賀県が主催する「フィンランドフェア」と同日開催する形で、佐賀市まで初出張してきました。
当日の天気は、晴れ時々くもり。北欧・フィンランド文化を大満喫できるイベントとあって、多くの人で賑わいました。
フィンランド発祥の「アップサイクル」をテーマにする「クリーニングデイ」。「出入り自由の本の交換会」の屋外テントも、多くの方に訪れていただきました。
大字基山編集部が主催する本の交換会の特徴は、「出入り自由」。一人が持ち込める一冊の本に対して、会場内から好きな本を一冊、持ち帰ります。すべての本には、前の持ち主さんによるメッセージ付き。個人的なエピソードなども書いてあって、一期一会の本との出会いと、本屋さんや古本屋さんでは味わえない読書体験ができます。
今回のイベントオープン時に並んだ本は、すべてこれまで基山町で開かれたクリーニングデイで集まっていた本です。
この日は、持ち込む本がなくても購入を希望される方には古本価格で、販売もさせていただきました。
フィンランドフェアでは異色とも言える、さまざまな本が、静かに、ずらりと並ぶテントです。
「なになに?」とのぞいていく人。「本を持ってくれば良かった!」と悔やむ人。「持ってきました!」と照れ臭そうに本を取り出してくださった人。「孫に渡してあげたいから」「欲しかった本!」と絵本を購入してくださった方。
「最近の基山町は、元気がいいよね!」と嬉しい言葉をかけてくださった方も多数!
基山町からフィンランド展に遊びにきて、「大字基山だ!」と見つけてくださった方も。
いろいろな形で、クリーニングデイ佐賀の本の交換会にご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました。
今回、初めて佐賀市で開催することができた、クリーニングデイ佐賀with大字基山。「次回は本を持ってきます」と言ってくださったり、「基山町に行ってみようと思う」と約束までしてくださった佐賀市在住の方もいて、メッセージ付きの古本を介した交流が直接的・間接的に広がった、アップサイクル活動になったのではないでしょうか。
私たち編集部が企画するクリーニングデイは、「出入り自由の本の交換会」ですが、アップサイクルな視点があれば、どなたでもどこでも開催することができるイベントです。多くの人によって目の前で展開されるアップサイクルの様子は、実は見守っているスタッフが一番、感動を味わえます。
この機会に、フィンランド発の考え方と行動が、佐賀県でも少しずつ広がっていきますように。
2021年も、是非また、お会いしましょう!