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カワイイがいっぱい!「しゃくなげ寺」吉祥寺は仏のテーマパーク

4月中旬、基山町に春の花の季節がやってきましたね。

つつじが見頃を迎えるころ、「しゃくなげ」も佐賀県各地で旬の花として話題にのぼります。

つつじの仲間「しゃくなげ」蜂も大好き!?

シャクナゲ (石楠花、石南花) は、ツツジ科ツツジ属 (Rhododendron) 無鱗片シャクナゲ亜属、無鱗片シャクナゲ節の総称である。

Wikipediaより

今回は基山町の春の観光シーズンに合わせて、しゃくなげ自慢の町内のお寺に注目してみました!

「しゃくなげ寺」吉祥寺

基山町でしゃくなげを愛でる場所の代表格が、園部にある吉祥寺。文明6年(1474年、室町時代)創建の歴史あるお寺です。桜の名所として、その敷地内にある亀の甲池はすでにレポートしました。

吉祥寺では桜が終わると、しゃくなげの季節が始まります。

取材した4月第2週は咲き始め、でした

透明感ある色が魅力

4月下旬には満開を迎えます!

敷地内、本堂の向かい側にある山肌に、およそ1000本のしゃくなげが咲きます。最初に咲き始める和しゃくなげが満開となってから、洋しゃくなげが咲き始めるそうで、4月中いっぱいは優しいしゃくなげの彩りを楽しむことができそうです。

エンターテイメントかつ個性あふれる敷地内

どうやら広大な敷地を持つ、吉祥寺。本堂以外にもお御堂がたくさんあります。

たくさんのお御堂が描き込まれた案内図

そして敷地内を散策して気づいたこと…基山町・吉祥寺の見どころは、「桜」「しゃくなげ」だけではなかったのです!

凡鐘

いわれのある「平和の鐘」

本堂脇にある、凡鐘。本堂にお参りする前に、誰でも鳴らして良い鐘だそうです。

大晦日じゃなくても、特に指定の時間があるわけでなく、来訪者は突いて良いそうで…取材チームも遠慮なく突かせていただきました。耳の奥に最後まで残る重厚な音が、敷地一帯に響き渡ります。鳴らしすぎにはご注意ください。

本堂と地下にある「御浄土巡り」

吉祥寺の本堂

本堂は出入り自由。寺務所に声をかければ、本堂やその他のお御堂で、写経体験もできるそうです。

仏様の前には、なんだか珍しいものがちらほらと…。例えば「幸運だるまくじ」は木製のだるまの中におみくじが入っていて、持ち帰ってお守りにもなるそう。紅白のだるまさん達は、手のひらにすっぽり収まるサイズで可愛らしいです。

そして、来訪時に体験すべきなのが本堂地下にある「御浄土巡り」!お寺によって「戒壇めぐり」「胎内めぐり」とも呼ばれる、珍しい空間が吉祥寺にはあります。

左手で壁を触りながら歩きます…壁から手を離したらダメです絶対!

御浄土巡りは、大慈悲殿(本堂)の地下を一周して、御大師様、釈迦如来、御法蔵様に御宿縁を戴く道です。

吉祥寺HPより

ゴールに何があるのかは、迷路気分で入ってみてのお楽しみ…ですが、大人でも「無」を感じて足がすくむほど、周囲に一切の光を感じられない瞬間が訪れます。

非日常の異空間が、本堂下には広がっていました。

入口を見守る観音様。暗闇が苦手な小さなお子さん、閉所恐怖症の方はご注意ください

お滝場

吉祥寺はその昔、かの弘法大師が九州行脚の時、仁王経を読まれたという場所。滝行ができる場所もあり、せせらぎに掛かる橋を渡ると、あたりの雰囲気が一変します。

敷地内、数百はあると言われる石仏たちが修行者を見守ります

その中心には、少なくとも100年以上前からあるという不動明王像

どこから見ても目が合うような!?

中でも、どことなく愛嬌のあるお顔立ちの不動明王像が存在感を放っています。お寺の方曰く、吉祥寺のお不動様は人々のさまざまな願い事を聞いて下さる方。長い歳月を経て、多くの方々が悩みを打ち明け易いように現在のような優しい雰囲気になられたのでは、ということでした。

そのご利益は確かだそうで、今までにも多くの方に救いの手を差し伸べられてきたんだそう!キャラクターのような親しみやすさがある一方、目には厳しさもあり…そのパワー、ぜひ近くで感じられてください。

大阿弥陀如来像

そして、吉祥寺には大きな阿弥陀像も!しかもその足元近くまで「登る」ことができます。

靴を脱いで階段を登りましょう

大仏の裏側に回り込むと階段があり、靴を脱いで上がっても良いとされています。階段脇には細かな意匠が凝らされているので、じっくり眺めてみるのもまた、面白いです。

ぐるぐる回すことができる摩尼車(マニ車)も!

ザ・大仏を基山町で見上げることができようとは…

まだまだある見どころ・体験どころ

ペットや動物のための慰霊碑、ペット供養・納骨ができます

洞窟のような「四十九番岩屋」

水子地蔵さんたちの彩り豊かな前掛け。愛に包まれています

基山町、吉祥寺の御朱印

御朱印もあります!ご住職みずから書かれていることが多いそう

「カワイイ」が目に飛び込んでくるお寺

敷地が広い分、見どころ盛りだくさんの吉祥寺。見て触って体験して、楽しかったり怖かったり…さながら、仏の世界を感じるテーマパークのような場所です。

吉祥寺には「カワイイ」が多い

 

女性陣や子どもたちの「カワイイ」アンテナに反応したあれこれ…同じくアンテナにビビッときた方は、ぜひ現地までお出かけして、吉祥寺の秘められた魅力を再発見してみてください。

春は桜に、しゃくなげに、野花に、苔むした仏像からゴムのあひるちゃんまで…インスタ映えも抜群です!

テーマパーク感がある理由

しかし何故、こんなに盛りだくさん、可愛らしいものがお寺の敷地内に点在しているのか?

吉祥寺のご住職にお話をうかがったところ、吉祥寺は基本的に「開かれたお寺」。

お寺の年間行事以外にも、夏休みに子どもたちを対象にした「修行」合宿があったり、PTAの保護者たちの研修会が行われていたり、するそうです。またお寺では「おたずね」と呼ぶ、引越し先や不動産の「相」「方角」を見たり、相談者の運勢・運気を見ながらよろず相談のようなことも日頃から行なっているらしく、お寺には家族でお見えになる方が多いとのこと。

その特性上、敷地内で子どもたちが楽しめるように、飽きないように、工夫を凝らされているとおっしゃっていました。

また真剣にお参りされている方に配慮し、寺院でのマナーを守れば、いつでも親子で遊びにうかがって良いそうです。お寺に迷惑をかけたり、雰囲気を損なうような大暴れはNGですが…基山町の穴場的エンタメ寺院「吉祥寺」の魅力を来訪者の皆で、再発見していきたいものですね!

場所ごあんない

基山町園部1167

アクセス

  • 九州自動車道鳥栖I.C.より車で5分
  • 鳥栖筑紫野線 正応寺I.C.および園部I.C.より車で2分
  • JR基山駅・JR鳥栖駅より車で5分

お問い合わせ

TEL: 0942-92-2128

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大字基山編集長 / フリーライター
福岡市出身の基山町在住、2児の母。
佐賀新聞で、鳥栖・基山地区の地域リポーターとして取材・執筆もしています。
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