新型コロナウイルスによる外出自粛期間中も、町そのものは動いていました。緊急事態宣言が解除してみれば、基山町のあちらこちらで変化していた、いつもの風景。
基山町役場とその周辺で見つけた変化を3つ、ピックアップしています。
基山町の総合体育館の外壁補修工事が、2020年春から現在進行形で進んでいます。
基山町建設課によると、工事は2020年6月いっぱいまで予定されているとのこと。これまでにも部分的に補修工事は行われてきていましたが、今回のように大規模な劣化補修工事は初めてだそうです。
基山町役場1階に、町内マップと館内のフロアマップが登場していました。役場職員によると、5月中旬ごろには見かけていたそう。
スマートフォンからアクセスできるモバイル総合地図サイトには、Google マップが表示されています。また、エリア検索で「基山町」を選ぶと、107件の町内事業者について連絡先情報がまとまっていました。
財政課によると、この案内板の運営は事業者と協定を結んでおり、広告掲載費用が基山町の収入になるそうです。
2020年4月から、基山町役場住民課に運転免許証を自主返納できる窓口が開設されています。対象者は町内在住の65歳以上の方です。
実は、自治体の窓口で免許返納の手続きができるようになったのは、佐賀県内で初めてのこと。基山町民が免許返納の手続きを行うためには隣町の鳥栖警察署に出かける必要がありましたが、この春からは役場で行うことができるようになりました。役場職員が、代理人として警察署で手続きを行う段取りになっています。
また、免許証返納の代わりに受け取ることができる「運転経歴証明書」の発行手数料として1100円が必要ですが、この実費は基山町の補助制度によって後日、返金されます。
他にも基山タクシーにのみ利用可能なタクシー助成券(毎年1人最大6000円分)や、電動カート購入費の補助、コミュニティバス運賃の割引制度など、自主返納者を対象にしたさまざまな優遇措置がありました。
なお、役場窓口で自主返納できる条件は「窓口で本人(65 歳以上の方)が申請すること」とありますが、本人が申請できない場合は問い合わせも受け付けているようです。