2018年秋から、いよいよ始まります!
子育てをしている方なら誰もが気になるに違いない、ご近所の小児科・病院情報。
これから少しずつ、編集部独自のアンケートにより実際に「通っています!」の声があった病院をご紹介していきます。
取材の都合がついた順番に更新していきますので、のんびり、気長にこの特集企画にお付き合いください。
今回取材した小郡市の「きのした小児科」は、25年前から開院している小児専門の病院です。情報提供してくださった読者によると、「インターネットや電話で、診察の予約ができることが便利」なんだそう。
場所は牛嶋産婦人科の裏手。小郡市役所前の交差点の近くです。
広めの道路に面した駐車場は出入りしやすく、交通量はそれほど多くないので運転が苦手の方でも安心!駐車場は、20台ほど停めることができます。
きのした小児科は西洋風の煉瓦造りの建物で、入口は2か所。向かって左側の扉が通常の入口で、出窓の右側にもう1つ入口があります。
感染症が疑われる方は右側の入口からどうぞ。専用に、別室の待合兼診察室があります。
院内では靴を脱いで、スリッパに履き替えましょう。
きのした小児科での診療は予約優先となるので、インターネットや電話にて事前に予約してから、来院されることをお勧めします。
待合室の中央には汽車の長椅子があって、なんだか楽しい雰囲気!大きな窓からはカーテン越しに優しい日差しが差し込みます。
大きな水槽の中は魚や水草が揺らめき、子どもたちも興味深くのぞく姿が見られます。2台あるモニターでは、いつもアニメ「トムとジェリー」が流れています。おもちゃや本は、接触感染を考えてあえて置いていないそうで、遊び場スペースはありません。
トイレの様子です。個室の右側が子ども用のトイレで、左側が大人用トイレです。男子用トイレ、オムツ替えスペースもあります。
診察室も、待合室と同じような雰囲気で統一されています。こちらには、ぬいぐるみや人形が置いてありました。
診察室のすぐそば、こちらは処置などを行うスペース。奥の部屋にはベッドがあります。
院長の木下昇平先生にも、お話を伺いました。普段から、白衣を着用されることはほとんどないという木下先生、パソコン近くの棚には子どもたちが喜びそうな人形が勢ぞろい!
——先生のご専門や得意分野はありますか?
「小児専門医」なので、なんでも見ますよ。目も耳も鼻も、診察する設備は整っています。
——診察に来られた親子に対して、気を付けられていることはありますか?診療方針は?
「子どもの自然な治癒を助ける」という方針で、当院ではあまり薬を出さないようにしています。処方する薬が少なくて、不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが…。また、診察時にはいろいろな検査もしますね。特に発熱がある人は、大まかな診断や治療方針がつくまでしっかり診て、必要があると思えば追加検査も行います。ですが結局、「お薬なしで診て行きましょう。自分で治る力に任せてみましょう」という場合もあります。
——これから、かかりつけの小児科を探そうと思っている保護者の方へ一言!
お子さんがケガ、頭を打った、手足が痛い、耳が痛い、湿疹が気になる、目やにが出る、涙目になる、アレルギーが心配、発達障害はないのかしら、朝起きれず学校へ行けない、などなど。なんでも屋ですので、なんでもご相談ください。
取材の中で、現在の医療現場では抗生剤の多用や、不要な薬(鼻水止め、咳止め、吐き気止め、下痢止め、抗アレルギー剤など)の処方が常識のようになっているのではないか、と語った木下先生。開業当初は疑問に思わなかった「常識」も、時が流れ、先生ご自身がいろいろなことに疑問を持ち、経験を積み、欧米ではどうしているのか勉強もされた結果、今の診療方針にたどり着いたんだそう。
「開業26年目、伊達ではありません!」と言い切るその診療方針、気になった方は事前予約の上、訪れてみてはいかがでしょうか。 県外からの診療の場合は、通常の診療料金を支払う必要がありますが、後日お近くの役場で所定の手続きをすれば助成を受けることができますよ。