2018年には基山町に大雪が降ったことが信じられないほど、暖冬の2020年2月。
早咲きの桜を、町内で見つけていました。
早咲きの桜…と言っても、春の桜開花宣言の指標である「ソメイヨシノ」ではありません。
サクラの名前をもつ、「冬桜(フユザクラ)」と「十月桜(ジュウガツザクラ)」です。
どちらの桜も、説明書きによると年に2回、春と秋に咲く「二季咲き」の種類。
基山町役場によると、秋の開花は冬桜は9月上旬ごろから12月まで、十月桜は9月頃から咲き始め、暖かいところでは冬の間も少しずつ咲きつづけるのだそう。春はどちらも、4月上旬に開花します。
編集部が開花を見つけたのは2月中旬。一般的な開花時期より早い(もしくは長い)ということは、やはり、2019年から2020年にかけて暖冬だった影響があるようです。
この珍しい桜を見ることができる場所が、基山総合公園。スポーツ好きな町民憩いの場には、多目的運動場、ジョギングコース、体育館施設などがあります。
多目的運動場を一周するジョギングコースの道沿いには、桜がずらりと植わっています。基山造園協会によって手入れされているらしい桜は、代表的なソメイヨシノを含めて15種類。開花時期もさまざまなため、長く桜を鑑賞することができるお花見スポットです。
基山町役場によると、ジョギングコースは750m、1km、1.5kmの3パターン。お花見しながらのジョギング、ウォーキングはもちろん、そばにはお弁当を広げやすそうなベンチや東屋などもあります。
多目的運動場の北側には、ローラー滑り台など大型遊具等のある広場も。遊具エリアの周辺にも、早咲きの十月桜がありました。
ちなみに、日本気象協会の発表によると、2020年春のソメイヨシノ開花予想は福岡県で3月16日ごろ、佐賀県で3月19日ごろ。例年よりも5日から7日早い開花となりそうです。
昨年2019年、基山町では3月21日に開花を確認しています。