カルビーにより、佐賀ご当地ポテチの第二弾が3月から発売されて、町内のスーパーやコンビニエンスストア店頭にも並んでいます。
第一弾として昨年発売された「佐賀のり味」は、販売個数が九州・沖縄で最も多く、全国販売や再販売などで累計約153万袋が出荷され、大いに話題になりました。
そして第二弾。今回の佐賀県の味は、「ミンチ天」です。
「ミンチ天」…実は、あまり聞き馴染みがないと思ってしまった大字基山編集部。そこで発売後の3月中旬、FacebookとInstagramストーリーにてミンチ天の認知度に関するアンケート調査を実施しました。
その結果、120名からの回答がこちら。
なんと大字基山の読者の約7割が、「ミンチ天を知らない」という衝撃の事実。
もちろん基山町民だけでなく、近郊住民や県外在住者も回答者には含まれるのですが、それでも7割が知らないとは…戸惑ったのが、大字基山編集部だけじゃなくてよかった!
いやいや、基山町民だって佐賀県民!
多少文化が違ったり、方言も違うとか言われがちですが…町全体が福岡県側に食い込んでますが、きっと知らないだけで、食べたことはあるに違いない。
そうだ、食べたらきっと、分かるはず!
そこで今回は、基山モール商店街で3月16日に開催された「復活!基山市!!」イベントで、無料の手作りワークショップを行なっていた「基山職人の会」関係者にお願いして、「ミンチ天味」ポテトチップスの実食レポートに協力してもらいました。
基山職人の会は、2018年から活動を行なっている、町内の手作り作家やアーティストたちのグループ。まちづくり団体として、活動分野の垣根を超えて、地域の活性化にも取り組んでいます。
それでは、いざ、実食!
事前に恐れていた通り、関係者全員が「ミンチ天知らない」を口にする中、ポテトチップスの味も、皆が「美味しいけど、知らない味…」というリアクション。
戸惑わせて、すみません!
一方で、実物を知らないからこそ「醤油味」「お肉系の味」「香ばしい」「後味がピリッとする」「お酒がすすむ味」といった、詳細な実食レポートを得ることができました。
ここまで知らない知らないと町内で連呼される、ミンチ天。佐賀県代表なのに、なんだか申し訳なくなってくる…。
と・こ・ろ・が!
町内で実物の捜索は難航するかと思われましたが…あっさり1軒目で発見。そしてその後、続々と近郊スーパーの練り物コーナーで目撃されており、「もしかして商品名を知らないだけ」説が浮上しています。
基山町内のスーパー、サンエーで見つけたのは、「馬郡のミンチ天」。佐賀の老舗かまぼこ店「馬郡蒲鉾」が発売している、人気の定番商品です。
ミンチ天は、厳選した魚肉にたっぷりの玉ねぎとアクセントとなる赤唐辛子を加えてパン粉をまぶして揚げた商品です。玉ねぎのやわらかな甘味と程よく効いた赤唐辛子の辛味が、美味しさのポイントです。
実は、平成24年に東京で開催された「アンテナショップフェスティバル」のお宝逸品グランプリで第1位を受賞、そこから人気に火がつき、今では佐賀県ソウルフードの代表格として全国的にファンが多いらしい…!
そして、ミンチ天の別名は「魚ロッケ(ぎょろっけ)」。
揚げかまぼこの一種(魚肉練り製品)。佐賀県・大分県・山口県内の各地で散見される。本項では、佐賀県・熊本県・長崎県で流通しているミンチ天(ミンチてん)と呼ばれる製品についても記す。
もしかしてミンチ天、普段の食卓や飲み会のおつまみに、登場していませんでしたか?「魚ロッケなら知ってる!」という佐賀県民も、多そうですね。
ポテトチップスは事前情報なしに食べて「お肉系」と評されていましたが、ミンチ天は魚肉の旨味と玉ねぎの甘み、アクセントとなる唐辛子が効いた食べ応えのある逸品です。ちょっと焦げ目がつくくらい焼いて食べるのが、オススメだそう。
本物とポテトチップスを実食してみたい佐賀県民は、ご近所のスーパーで探してみると、どちらも入手できるかもしれません!
ポテトチップスの発売は地域限定(九州全域)。数量限定でなくなり次第販売終了のため、4月下旬ごろまでは店頭に並びそうです。 また九州外でも、カルビー直営店や佐賀のアンテナショップでは入手できるよう。全国の同郷の皆さんも、ぜひお試しあれ!